新華網北京11月2日 外交部は10月31日に李克強総理がキルギスタンを訪問し上海協力機構(SCO)加盟國政府首脳(首相)理事會第15回會議に出席し、カザフスタンを訪問し中國・カザフスタン首相による3回目の定期會合に出席し、更にラトビア共和國を訪問し第5回中國-中東歐諸國首脳會合に出席し、ロシアを訪問し中ロ首相第21回定期會合に出席することについて國內外メディア向けブリーフィングを開催し、李恵來外交部長助理(外務次官補)と劉海星外交部長助理が関連狀況について紹介し、また國內外の記者の質問に答えた。
一、キルギスタン訪問について
李恵來外交部長助理は次のように表明した。キルギスタンは中國の友好的な隣國であり戦略的パートナーだ。國交樹立から24年間にわたり、雙方は相互尊重、平等な待遇、互いに內政に幹渉しない原則を一貫して堅持し、相手が自國の國情に基づいて自主的に選んだ発展の道を十分に尊重し、互いの核心的利益に関わる重大な問題で互いに堅固に支持し合い、中國・キルギスタン関係の持続的且つ健全・安定的な発展を推進してきた。
訪問期間中、李総理はキルギスタン側の指導者と新たな情勢下における二國間関係の発展や「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の共同構築における協力の推進、経済や安全保障、人文などの分野における協力の深化及び重大な國際と地域の問題について深く意見を交わすことになっている。
李恵來外交部長助理は次のように表明した。今回の會議はキルギスタンのビシュケクで行われ、SCOメンバー國とオブザーバー國の政府の指導者及び関連の國際組織の責任者らが會議に出席する。會議の開催期間中、李克強総理は各國の指導者とSCOの各分野における協力の進展狀況について総括し、タシュケントサミットで達成された共通認識を実行し、「一帯一路」の実施などの地域協力に関する提案を共同で検討し、生産能力、経済貿易、金融、相互接続、科學技術イノベーション、人文などの分野における協力深化の具體的な取り組みについて研究討議し、地域協力を推進する優先任務に対して計畫と配置を行う。
三、カザフスタン訪問及び中國・カザフスタン首相による3回目の定期會合の開催について
李恵來外交部長助理は更に次のように表明した。カザフスタンは中國の友好的な隣國であり、全面的戦略パートナーである。國交樹立から24年間にわたり、中國・カザフスタン関係は順調に発展しており、上層部の往來は緊密で、善隣友好が強固なものとなり続け、政治的相互信頼が絶えず深まっている。また、経済貿易、投資、生産能力、エネルギー、金融などの分野で互恵協力が全面的に展開され、國際と地域の事務において互いに揺るぎなく支持し合い、SCOやアジア相互協力信頼醸成措置會議(CICA)などの多國間の枠組み內で密接な意思疎通と協力を維持している。
訪問期間中、李総理はカザフスタン側の指導者と當面の各分野における協力狀況について全面な整理を行い、関連の協力、特に生産能力の順調な推進に関する協力を推し進め、また共に関心を寄せる國際と地域の問題についてすり合わせを行い、國際問題上の協調や相互支援を拡大させる見通しだ。
四、ラトビア訪問について
劉海星部長助理は、ラトビアはバルト海沿岸地域の重要國家及びEU加盟國であり、歐州北部の交通輸送の中軸で、アジアと歐州の相互連結において重要な作用を発揮している。
今回は中國國務院総理の初のラトビア訪問になる。訪問中に李克強総理はラトビア側の指導者と、二國間関係、「一帯一路」の建設、「16+1協力」、中歐関係及び共同で関心を寄せる國際と地域の重點問題について、幅広く、深層から意見を交換し、次の段階の二國間関係の発展について方向を定める予定だ。
五、第5回中國・中東歐諸國首脳會議への出席について 劉海星部長補佐は「16+1協力」は中國及び中東歐16カ國が共同で構築する協力システムで、中國と歐州の全面的な戦略パートナーシップの重要な一環であり、中國と歐州の友好的協力の重要な刷新でもあり、中國と中東歐諸國関係の新しい構造と様式を切り開くもので、歐州地區のバランスある発展の促進にプラスになる。リガ會議はバルト海沿岸地域の國で初めて開催された16+1首脳會議で、協力の持続的な発展を深層までに導き、中國と歐州の全面的な戦略的パートナーシップを促進するために重要な意義を持つ。
リガ會議の會期中に、李克強総理は16+1首脳円卓會議、第6回中國-中東歐諸國経済貿易フォーラムの開幕式に出席して講演を行い、中國と16カ國の協力プロジェクト協定書への調印をともに立會い、中東歐諸國の指導者と二國間の會見を行う。 六、ロシア訪問及び中ロ首脳による第21回定期會合について
外交部の李恵來部長補佐は次のように表明した。中國とロシアは相互に最も重要な全面的な戦略的パートナーである。今年以降、中國とロシアの全面的な戦略的パートナーシップは高水準の発展に向けた良好な勢いを維持している。雙方はハイレベル交流を頻繁に行い、政治の相互信頼を絶えず深化させ、國際及び地域事務において緊密な戦略的協力を続け、各分野で実務協力及び人文交流の実り多い成果を収めている。
李克強総理の今回の訪問は今年下半期の中國とロシアの二國間における重要なハイレベル交流の一つだと言える。訪問期間に、両國の総理は『中ロ総理第21回定期會合共同コミュニケ』に共同で署名して発表し、次の段階の二國間関係の発展及び二國間の実務協力の拡大に向けた重點分野とプロジェクトを確定する。
(新華社より)
関連記事:
