新華社ヴィエンチャン9月9日(新華社記者/章建華、栄忠霞)通信衛星「ラオス1號」事業は、2012年12月1日に正式に始動し、中國航天科技集団公司傘下の中國亜太移動通信衛星有限責任公司が請け負った。2015年11月21日、當時のラオス國家副主席で、現國家主席であるブンニャン・ウォーラチット氏が見守る中、「ラオス1號」は中國の西昌衛星発射センターから、長徵3號乙ロケットを使って打ち上げられ、ラオスの夢が現実となった。
ラオスの前郵便・電気通信大臣で、ラオスアジア太平洋衛星有限公司のヒエム・ ポンマチャン代表取締役は、衛星はラオスの経済を発展させる重要な推進力になる見込みで、ラオス政府は、可能な限り衛星を経済発展分野に投入する計畫だと述べた。また社會分野では、ラオスは山の多い國であるため、アンテナによって一つ一つの場所を切り開き、辺鄙な地區の住民に便利な生活を提供し、衛星を通して世界に対する新しい発見をし、新しいライフスタイルを感じてもらうことができると述べた。
中國亜太移動通信衛星有限責任公司の丁詠氷・総裁補佐は衛星について、「ラオス1號」はラオスのテレビ局等の機関にサービスを提供するほかIndoChina Peninsulaと東南アジア諸國連合(ASEAN)地區の國もサービスを使用することができると述べた。丁詠氷・総裁補佐はまた、経営業績を期待するとともに、この衛星を通して中國とラオス、及びその他のASEAN加盟國との文化交流プラットフォームが構築され、ASEAN加盟國の國民に衛星によって放送されるテレビ番組を通して中國をさらに理解してもらいたいとの希望を示し、さらに「宇宙と地球がつながったことで、経済と文化の相互接続が実現し、國民の感情の絆も深まった。」と述べている。
中國とラオスが提攜して実現した「ラオス1號」は、ラオスの名刺代わりとなり、良き隣人、良き友、良き同志、パートナーとしての両國の緊密な関係を體現した。ヒエム・ ポンマチャン代表取締役は、「ラオス1號」により、両國の提攜が新たなレベルまで深まることを希望し、この衛星に関する提攜により、両國の提攜は新しい高みに達するだろうと述べた。
(新華社より)
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