新華網ワシントン8月31日(記者/高攀)米國のイエール大學の高級研究員及び米國証券會社、モルガン・スタンレーの前アジア地區代表を務めたスティーブン・ローチ氏は29日、中國経済は成長が鈍化しているが、中國は依然として世界経済の成長への最大の貢獻者であり、世界経済が停滯して前進しない中で、このような貢獻は特に重要だと指摘する文章を発表した。
ローチ氏は同日、『プロジェクトシンジケート』電子版に掲載された「世界の成長は尚、『中國製造』による」と題した文章で、今年に中國経済の成長率が6.7%に達するならば、政府が年初に定めた経済成長目標と合致し、國際通貨基金(IMF)予測の6.6%をやや上回ると指摘した。IMFは現在、今年の世界経済の成長率を3.1%と予測したが、これは中國の世界経済の成長率への貢獻度が39%に近づいたことを意味する。
ローチ氏は次のような見解を示した。どのような數値を參考にしとしても、中國は依然として世界経済の成長の主要なエンジンだ。たとえ中國経済のかつての2ケタの高度成長が終わりを告げ、「新常態」に突入しているとしても、世界経済の成長は依然として深刻なほど中國に依存している。ローチ氏はまた、中國経済の成長が継続的に輸出と投資への依存からサービス及び家計消費駆動型に転換していくならば、世界経済は中國経済のモデル転換から多くの恩恵を受けると述べた。
ローチ氏はさらに、中國の指導者層は多方位の政策と改革の重點を維持する一定の能力を備え、衰退した世界経済は中國経済のモデル転換から利益を獲得するしかないことを考慮すると、「世界は過去のいかなる時期よりも成功した中國をより必要としている」と語った。
(新華社より)
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