新華網モスクワ8月4日(記者/魏良磊)ロシア連邦院(上院) の國際問題委員會副委員長であるクリモフ議員は3日、米國が朝鮮に軍備増強をけしかけ、そして自分が韓國に「THAAD」(サード=終末高高度防衛)ミサイルシステムを配備する主旨は、「朝鮮の脅威」に対処することにあると主張しているが、現在の朝鮮半島及び極東地域における対立で、利益を得ているのは米國だけと述べた。
クリモフ議員は當日、ロシアの國際情報通信社「ラシーヤ・ セヴォードニャ(Russia Today」の記者に次のように語った。米國が日本と韓國で軍事配備を拡大させるのは、朝鮮に弾道ミサイルの試射と同類の反応を起こさせるよう迫りたいからだろう。距離的な原因により、朝鮮によるミサイルの試射がロシアにもたらす危険性は、日本にもたらす危険性よりも更に大きいだろう。
クリモフ議員は次のようにみなしている。國連安全保障理事會での決議の履行を朝鮮に求める他に、朝鮮との対話も必要だ。対話と「理性的な制限」によって、対朝交渉における制裁言語を代わらなければならない。朝鮮半島の経済協力の強化を通じて、朝鮮、韓國の両國に共同の大型経済プロジェクトに參加させてようやく、當地域の緊張を解消することができる。そうしなければ、情勢が改善されないことを日本と韓國は分かっているはずだ。
クリモフ議員は、朝鮮半島問題にはシステム化による解決策が必要で、ロシア側は議會外交を含めた措置を講じて、各國との対話の実施を推進していくとの見方を示している。
(新華社より)
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