
新華網北京5月28日(記者/靳若城、王卓倫)中國外交部の華春瑩報道官は27日次のように表明した。日本は主要7カ國首脳會議(G7伊勢志摩サミット)を主催し、南中國海問題を騒ぎ立て、緊迫化した情勢を掻き立てるのは南中國海の時局の安定に不利になり、先進國の経済ガバナンスプラットフォームに位置づけられているG7の役割にもふさわしくないのだ。中國側は日本とG7のやり方に強い不満の意を示す。
27日の定例記者會見で、ある記者は次のように質問した。5月27日、G7サミットが宣言を発表し、南中國海の関連問題に言及した。ある評論は、今回のサミットは日本が他のG7參加國をリードして中國に対抗する茶番劇だが、各側の意見が一致していないため、失敗結果になったと見なしている。中國側はこれに対してどのようにコメントするのか。日本はまた7カ國を特別招請して「7+7」會議を開いた。中國側がどのように見なしているのか。
これを受け、華春瑩報道官は次のよう答えた。中國側が南中國海において繰り広げた関連活動は完全に主権範囲內の事で、正當で法にかなっており、爭う餘地がない。中國側は一貫して南中國海の航行と飛行の自由を揺るぎなく維持しているが、「航行の自由」は決して『橫行の自由』を意味するものではない。中國側は個別の國が航行の自由を表看板にして中國の顔に泥を塗ることに斷固反対する。
「事実上、ますます多くの國と組織が、中國と関連國家が二國間協議および地域の共同認識に基づき、交渉と協議によって南中國海の関係紛爭を解決することを支持し、域外國が南中國海問題に幹渉することに反対し、南中國海の平和と安定を維持するために中國の払った努力に賛同しています」と華春瑩報道官は語った。
華春瑩報道官は次のように求めた。G7各國が客観的かつ公正な立場と態度をとり、領土の紛爭に関わる問題において立場を取らないという承諾をしっかりと守り、無責任な発言をやめ、地域の平和と安定にプラスとなることをより多くすることを希望している。
日本は7カ國を特別招請して「7+7」會議を開いたことについて、華春瑩報道官は、「我點はG7が特別招請された7カ國と拡大會議を開き、如何に會議を開催するのはG7のことです。だが、會議が何を検討するにかかわらず、ほかの國の利益を損害してはいけなく、地域の緊張をより一層刺激すべきではありません」と語った。
華春瑩報道官は、當面の複雑な世界経済情勢下、G7が世界経済を検討するプラットフォームとして、國際社會の関心を寄せる経済と発展の問題に焦點を合わせるよう希望していると強調した。中國は間もなくG20會議(20カ國・地域首脳會議)を開催し、関係諸國がこの広範な代表性を備えるG20のプラットフォームに參加し、グローバルな経済ガバナンスに建設的な役割を果たすことを歓迎している、と華報道官は表明した。(翻訳/謝艶)
(新華社より)
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