実力があるかが疑われる
民進黨は自民黨の一強という局面を覆すことができるか。現在のところ、楽観が許さない狀況だ。民進黨が156議席を佔め、自民黨と公明黨が461議席を佔めるが、両者の距離は甚だ遠い。また、民進黨自身にも問題が存在する。
その理由としてまず、新黨の支持率の大幅増加が難しいこと。日本・時事通信社が今月発表した世論調查の結果によると、民主黨の支持率は5.6%、維新の黨は0.8%のみで、自民黨の23.1%、公明黨の3%を大きく下回っていたという。
その次に、黨內の対立が避けられないこと。民主黨と維新の黨はともに合併によって生まれた政黨だ。民主黨は1998年に4黨合併によって生まれ、維新の黨は2014年に日本維新の會と結いの黨との合併によって生まれている。また、両黨の當初の綱領は異なっており、民主黨は広く民衆を代表し共に生きる社會を目指すことを強調し、維新の黨は行政機関の改革推進を強調していた。両黨の合併によって生まれた民進黨は、社民黨、日本共産黨、生活の黨との間で改憲や安保などの重要問題で食い違いが存在している。これは野黨の協力に悪影響を及ぼす恐れがある。
最後に、民進黨は今年の參院選で改選となる議員が多く、比較的大きなリスクに直面していること。日本・參議院議員は3年で半數が改選となる。今年7月には民進黨の參議院議員60名のうち43名が改選を迎え、改選となる議員の割合が72%に達するという。これに比べ、自民黨と公明黨は改選となる議員が多いが、それらが議席數全體に佔める比率は比較的低い。
(新華社より)
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