2016年2月17日、韓國・ソウル新聞は、韓國人の若者の間で急増している「虛言癖」の危険性について報じた。
日常的にうそをつく人格障害・虛言癖にかかる韓國人が、ここ2年で2倍に増えたという。特にSNSなどで自分を少しでも良く「演出」しようと日點気を配る若者の間での問題が深刻だ。まったく知らない人の寫真を使って「醫者の彼氏」と紹介する女性、有名人に成り済まして偽の活動をネットで報告する男性など、詐欺につながり警察沙汰になった例も少なくない。
こうしたネット上での虛言問題が広まったことで、虛言癖をパロディー化するサイトまで登場した。ここには、「ノーベル數學賞を受賞した」とか「資産が2000億ウォン(約190億円)ある」といったうその書き込みが毎日500以上アップされる。
患者からの相談を受けている専門家によると、患者は他人の評価に執着し、家族からの過度な期待に悩む20〜30代が多い。中には資格証や在職証明書を偽造して、うそを真実のように信じ込もうとする患者もいる。ある大學教授は、「患者は(疾患を)自覚できない場合が多いため、周りの人の継続的な関心が必要」と指摘した。
これについて、韓國のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。
「逆に言えば、この社會が『看板』をそれだけ重視しているということ。相手が醫者や弁護士だと分かると、なぜかすてきに見えたり…」
「どうせそのうちばれるのに、なんで苦労してうそをつくんだろう?」
「だいたいプライドの低い人に多いよね」
「本當にお金持ちで能力もある人は自慢をしない」
「最近みんなが虛勢を張ってるのは、病気だったのか」 「
「SNSが問題。みんな持ってるふり、うまく行ってるふり、虛勢ばかりだよ」
「でもそんなうそにすっかりだまされる人もいる」
(Record China)
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