新華網北京1月6日(記者張旌)日本メディアは3日、日本の安倍首相は今年夏の參議院選挙に向けて積極的に準備を行っていると報じた。一部のオブザーバーは安倍首相が引き続き政権を握る可能性が高いと見ているが、巷でささやかれる「9年目のジンクス」は、安倍首相に不吉な予感を與えている。
日本時事通信社電子版は「9年目のジンクス」という説に基づき、1989年以降、9年ごとに自由民主黨が參議院選挙で慘敗し、同黨の総裁、即ち首相が辭任を迫られたと指摘している。
昨年12月26日、安倍首相の2度目の執政が3年任期の満了を迎えた時日である。安倍首相は3年間に一定の成果を収めたと自己評価したが、野黨は日本を悪い方向に導いたと批判した。
安倍首相のこの3年間の実績について、『ジャパンタイムズ』電子版は次のように報じている。安倍首相の選挙公約の多くは「豪語」に過ぎず、経済面などでいずれも実現されていない。現在の狀況は、日本経済の成長が停滯し、インフレ解消の闘いに勝利しておらず、経済面の厳格なコントロールを全面的に改革するという公約も実現までほど遠い。
フランスパリ銀行の経済アナリスト、河野龍太郎氏(音訳)は、「『アベノミクス』の活性化の規模と比べて、経済の成長は力不足です。」と述べ、また安倍首相が発散する情熱と取得した成果は釣り合っていないと指摘する。
テンプル大學日本校區政治學の専門家、ロバート・トハリクツ氏は「安倍首相の最大の優位性は、他に適任者がいないことだと有権者は考えています。」と述べた。
一部のオブザーバーは次のような見解を示した。そのうちの一つの重要な原因は、軟弱で、分裂した野黨が安倍首相にとって厳しい試練になり得ないことだ。したがって、今年の參議院選挙で、安倍首相は継続して政権を握る可能性が高い。
(新華社より)
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