
『國家図書館年度大展-甲骨文記憶展」が14日、國家図書館南區の典籍博物館で開幕した。國家図書館所蔵の35651枚の甲骨の中から代表的なもの65枚を選び公開し、歴代稀に見る數の多さで展示している。特筆すべきは、展示は文化の普及を重視しており、光と音による展示とインタラクティブゲームなどの方法を通して見學者に甲骨文字文化を理解しやすくしていることだ。北京日報が伝えた。
甲骨は中國の商周時代、佔いに用いたり佔いの內容やその他の事項を記録した亀の甲羅や獣の骨の総稱である。しかし、一體どのように佔いに使ったのかを紹介するこれまでの文章は、いつもとても抽象的に感じさせていた。今回の展示は入口ホールでたくさんのメディアを使い甲骨佔いの過程を展示している。入口ホールの中央に人の高さほどの甲骨狀のスクリーンが立っており、見學者がスクリーンの前に立ち手を伸ばすと、スクリーン上にある天気、お出かけ、戦爭、狩猟などから佔う內容を選択することができる。一つ選ぶと、スクリーンには穴をあけ甲骨を焼く過程が出現し、甲骨を裏返すと、背面にひびが現れる。このひびの説明がスクリーンに映し出され、それが佔いの結果となる。
甲骨文字の中には色點な天文気象學や暦法が記載されており、特に暦法・記年法に用いられた十幹十二支は、今日にも大きな影響を殘している。見學者に干支記年法をイメージで理解してもらうため、3Dの十幹十二支の暦を表す表もシミュレーションで展示された。甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の「10の天干」が&&された10本の人の高さほどの燈柱をぐるりと配置し、燈柱が地面と合わさった箇所に醜、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の「十二支」を映し出した。各燈柱には天干と地面の十二支を組み合わせた六十干支が書き出されている。會場の見學者は「この方法で十幹十二支の年表を勉強すれば楽だしイメージしやすい」と稱賛していた。
(人民網日本語版)
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