
習近平國家主席は28日、ニューヨークの國連本部で第70回國連総會一般討論で『協力とウィンウィンの新しいパートナーシップを手を攜えて構築し、人類運命共同體を心を一つにして形成する』と題した重要談話を発表した。
中國の習近平國家主席は28日、ニューヨークの國連本部で第70回國連総會の一般討論演説に出席しました。習主席は「手を攜え、協力とウィンウィンの新しいパートナーを構築し、心を一つにして人類の運命共同體を作ろう」と題した重要な演説を行いました。その中で、國際秩序及び人類の前途と運命に関する中國の政策と主張について詳しく説明し、內外の専門家からも強い共感を得ました。
専門家らは、習主席が協力とウィンウィンをコアとした新しい國際関係の理念について、全面的かつ係統的に説明し、世界の平和と発展を守っていく上での揺るぎない中國の決心を表明したとの見方を示しています。また、この演説は歴史的な見地に立ち、戦略的な視點を表しており、國際関係の発展において、重要な牽引的意義があるとみています。
習主席は演説の中で、「平和、発展、公平、正義、民主、自由は人類共通の価値であり、國連の崇高な目標でもある。今の世界では、各國が依存し合い、喜びと憂いを共にしている。我點は國連憲章の主旨と原則を継承し、それを広め、協力とウィンウィンをコアとした新しいタイプの國際関係を構築し、人類の運命共同體を作っていく必要がある」としました。
これに対し、南アフリカのケープタウン大學の國際関係専攻のルイン教授は賛同の意を表明し、「習主席による人類運命共同體を築くという主張は大多數の國、とりわけ発展途上國の心の聲を表し、時代の赴く趨勢を代表し、各國の民意に順応したものだ」と評価しました。
中國國際問題研究所の阮宗澤副院長は「習主席による5つの主張は、中國が國際秩序をとらえる時の視野と考え方を表しており、今後、國際関係の進むべき方向にとって、重要な牽引的意義がある」との見方を示しています。
習主席は演説で、平等に付き合い、話し合い、理解し合うパートナーシップの確立を呼びかけました。これに対し、メキシコ大學院大學アジアアフリカ研究センターのコンネルリ研究員は「中國は他の発展途上國と同様に、過去に西側列強から侮られ、分割された痛ましい歴史があるため、発展途上國の立場に立ち、正義を主張し、世界各國が一律に平等に付き合い、大をもって小を押さえつけたり、強いものをもって弱いものを侮ったり、裕福であるのをもって貧しい國をいじめたりしてはならないと主張した」とみています。
また、習主席は二國間や多國間関係におけるウィンウィン関係を堅持し、どちらかしか勝てず、勝ち組がずっと優位に立つという古い考え方を捨てよう、との主張を打ち出しました。これに対し、コンネルリ教授は非常に賛同すると話し、「これは國際新秩序を作るうえでの基本原則で、國連創設70年後の今日において、平和を守り、協力を図るという國際関係の発展の流れに合致するものだ」と高く評価しています。
(中國國際放送局)
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