【新華社北京7月31日】國防部の楊宇軍報道官は30日、中國側は近年、一部の米軍高官の南海問題に関する度重なる無責任な発言に注目していると述べた。中國側はまた、米國が中國と南海周辺國との関係対立を煽ることに斷固として反対し、米國側が推進する南海地域の軍事化に高い関心を示していると表明した。
楊宇軍報道官は中國側は最近、一部の米軍高官の南海問題に関する度重なる無責任な発言に注目しており、南海問題における政策的立場を再三にわたり説明していると述べた。
楊宇軍報道官はまた、中國側は南沙の島礁の建設を行う目的と用途などを何度も説明しており、南沙諸島の埋め立ては中國側が國際責任と義務をより十分に履行するためにプラスとなり、當地域の航行の安全を守るために有益であり、厳正な環境保護基準と要件に適合していると述べた。
楊宇軍報道官はさらに、米國側はフィリピンなどの個別の國が長期的に不法佔拠する中國の島礁で土木工事を大いに実施し、軍備を張り巡らせる行為に対して一言も言及しないが、中國側の自國の領土における正當な活動に対して細かく幹渉するのは、典型的な二重の基準と言えると表明した。「我點は米國側が表面上はいかにも公正に見えるがその実體は虛偽でしかない発言を停止するように勧告する。」
楊宇軍報道官はまた、次のように指摘した。米國側は長期にわたり艦艇と戦闘機を南海海域に派遣し、中國への近距離偵察を頻繁に行っている。最近は軍事同盟をより一層、強化し、軍事的存在感を増幅させ、合同軍事演習を何度も実施している。米軍太平洋艦隊司令官が艦艇に同乗して南海海域を「巡視」し、地域に緊迫した雰囲気を作り上げ、突発的に海空域で不慮の事故が起こるリスクが増大している。
楊宇軍報道官はさらに、次のように表明した。中國側は一貫して中米両國の両軍関係の発展を重視している。米國側の関係者は言動を慎み、領土主権問題において、どちらか一方の側につかないという承諾を堅守し、両國両軍関係の発展と地域の平和的安定に有益になる事に多く取り組み、その逆の事を行わないようにしなければならない。
(新華網日本語)
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