中國商務省の沈丹陽報道官は18日、「下期では中國の対外貿易がいくらか好転するだろうが、通年ベースの輸出成長目標の実現に向け一連の取り組みを講じる必要がある」と述べました。
沈報道官は商務省で行われた定例記者會見で、「今年は現在まで、対外貿易が比較的厳しい狀況にある。輸出に限ってみると、外需の継続的な低迷、従來の競爭優位性の弱體化、一部の主要國通貨の対米ドルの切り下げが目下、中國が直面している三大プレッシャーだ」としています。
5月、中國の対米輸出は昨年同期に比べて7.8%伸びたのに対し、対歐州連合(EU)、日本、韓國の輸出はそれぞれ低下しています。商務省は関連當局と共に、新しい貿易促進措置の制定にあたっていますが、中でも、企業の負擔軽減がその重點だということです。
貿易黒字のことについて、沈報道官は「中國は故意に黒字を求めているわけではない。目下、中國の貿易黒字が比較的速く伸びた理由は、國際大口商品の値下がりと內需の不振により輸入が減ったことから來ている。もし大口商品の価格が下期にリバウンドし、輸出促進措置も着実に実施されれば、黒字増加の勢いもいくらか緩やかになるだろう」と指摘しています。
(中國國際放送局)
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