
シーメンスとボンバルディアは、自社の鉄道事業を不安視する理由を持っている。中國が巨大な鉄道車両メーカーを作るため、中國南車と中國北車の合併を目指しているからだ。彼らは歐州にも足を踏み入れようとしており、シーメンスとボンバルディアにとって最も重要な取引先であるドイツ鉄道から注目されている。5月27日付の獨ディ・ヴェルト紙が伝えた。
ドイツ鉄道は長期的にシーメンスとボンバルディアに列車を発注してきたが、品質は理想的とは言えなかった。高速列車はエアコンの冷房の問題、雪による故障が相次いでいた。普通列車にも、遅延などの問題が頻繁に生じている。ドイツ鉄道はこれに不満を抱いていた。
そこでドイツ鉄道は、新たな車両製造メーカーを探そうとしている。ポーランドのPESA、日本の日立グループに対しても、業務提攜の意向を示したことがある。しかし同社の幹部は、極東で新たな提攜先を発見したようだ。
ドイツは訪中期間に、中國の車両メーカーとの業務提攜に同意した。この幹部は、「アジア、特に中國は今後3年から5年以內に、當社の列車と部品の調達を満たすことになる。中國の2社の車両メーカーは合併前でも世界1・2位であり、將來的には世界鉄道車両市場の半分のシェアを佔有することになる」と予想した。
近い將來、中國の高速列車がドイツ連邦鉄道管理局から認可を得る。この幹部は、「メイド・イン・チャイナと高品質が対立する時代は終わった。中國政府は高速鉄道産業の輸出に興味を示している。當社との協力も、中國の政治家の関心を引いている」と話した。
(チャイナネット)
推薦記事: