ウクライナ東部の更なる情勢悪化を受け、中國の劉結一國連大使は5日、関係各方面に対し冷靜さと自製を保ち、ウクライナ危機の政治的解決プロセスを堅持し、「一日も早くウクライナの平和と安定を実現するよう」呼びかけました。
これは、劉大使が同日に開かれたウクライナ問題を巡る國連安保理の會議で述べたものです。劉大使はその席上、「今年2月、ロシア、フランス、ドイツおよびウクライナの4カ國指導者はミンスクでウクライナ危機の政治的解決に向けた重要な共通認識で一致した。安保理が全會一致で採択した決議第2202號では、関係方面が調印したミンスク合意を履行するための一括措置が認められた。これは、ウクライナ危機の政治的解決への支持だ」と述べました。
劉大使はまた、「安保理決議が採択された後、ミンスク合意を履行するための一括措置に盛り込まれた停戦、重火器の撤去および作業グループの立ち上げなどの面で進展があった。しばらくの間、ウクライナ東部の情勢が全體的に安定し、停戦狀態がおおよそ維持されていた」としました。さらに、関係各方面に対し「共に努力し、全面的かつ持続的で均衡の取れた政治的解決案の早期達成に取り組み、ウクライナと地域全體の平和、安定および発展を実現させるよう」呼びかけた上で、「中國はウクライナ問題の政治的解決に向けて、引き続き建設的な役割を果たしていく」と示しました。
(中國國際放送局)
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