【新華社フィリピン6月4日】アキノ大統領の南海問題に関する先日の発言に対し、外交部の華春瑩報道官は3日、定例記者會見で中國はフィリピンの指導者の誤った筋の通らない発言に深く驚嘆し、強い不満を感じると表明した。
「フィリピンの一部の人點が幻想を捨て去り、悔い改めさえすれば陸地が見える。煽動と挑発を停止し、二國間協議での対話を通じて紛爭を解決する正しい軌道に戻るように再度、勧告する。」と華春瑩報道官は述べた。
報道によると、アキノ大統領は日本を訪問中に、中國の南海での行為をナチスドイツに例えて語り、超大國の米國が南海問題で役割を発揮するように呼びかけた。
「南海紛爭の事実と経緯を振り返る限りにおいて、1970年代以降に中國南沙群島の一部の島礁を武力で不法佔拠したのはフィリピンであることがわかる。1999年以降、『座礁』によって中國の仁愛礁を盜み取ろうと企んだのはフィリピンだ。2012年に軍艦と武力勢力を派遣し、中國黃岩島海域で正常な作業を行っていた中國の漁船、漁民を襲撃したのはフィリピンだ。2013年に『國連海洋法條約』締約國として中國が保有する権利を無視し、『南海各方行為宣言』及び両國間の一連の共通認識に背き、関係紛爭に対しいわゆる國際仲裁を一方的に申請したのはフィリピンだ。近年は自國の利益だけを考慮し、海域外の國と絶えず結託して水をかき回し、中國を中傷誹謗し、攻撃したのはフィリピンだ。」と華春瑩報道官は述べた。
華春瑩報道官はさらに、次のように表明した。中國は信用を重んじ、承諾を守る責任ある國であり、直接の當事國との協議で対話を通じて関係紛爭を解決するために終始、盡力しており、中國政府が領土主権と海洋権益を擁護する意志は揺るぎないものだ。
(新華網日本語)
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