
6月中旬から公開される上海國際映畫祭の上映作品リストがこのほど発表された。今年は中國人民抗日戦爭・反ファシスト戦爭勝利70周年のため、今年の上海國際映畫祭ではこれを記念した特集上映が開催される。また、上海國際映畫祭実行委員會主催の「日本映畫週間」では最新の日本映畫8作品が上映される。そのうち、人気漫畫を映畫化した劇場版「進撃の巨人前編:~紅蓮の弓矢~」が中國大陸部で初上映されることが話題になっている。京華時報が伝えた。
今年、中國人民抗日戦爭・反ファシスト戦爭勝利70周年を迎えたことで、上海國際映畫祭では関連する歴史を題材にした名作映畫の特集上映が行われる。上映作品はジャン=ピエール・メルヴィル.監督の仏映畫「影の軍隊」(1969)、アンドレイ・タルコフスキー監督のソ連映畫「僕の村は戦場だった」(1962)、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督の西ドイツ映畫「リリー・マルレーン」(1981)、マイケル・カーティス監督の米映畫「カサブランカ」(1942)、フォルカー・シュレンドルフ監督の西ドイツ・フランス合作映畫「ブリキの太鼓」(1981)、ユーリー・オゼロフ監督のソ連映畫「モスクワ大攻防戦」(1985)、許幸之監督の中國映畫「風雲児女」(1935)、李翰祥監督の中國映畫「揚子江風雲」(1969)などの10作品が決まっている。壯大な戦闘シーンが繰り広げられる一大敘事詩や、戦爭に翻弄された一般人の人生を描いた秀作など多岐に渡ったラインナップとなっている。
上海國際映畫祭実行委員會・日中友好映畫祭実行委員會共催の第18回上海國際映畫祭「日本映畫週間」では、「トワイライト ささらさや」や「マエストロ!」、劇場版「進撃の巨人」などの8作品が上映される。そのうち、漫畫家・諫山創氏の原作漫畫を映畫化した劇場版「進撃の巨人」が中國大陸部で初めて上映されることで注目されている。物語は、高い塀に囲まれた都市でかろうじて生存する人類が壁の外からやって來る人類を捕食する謎の巨人と生き殘りを掛けた戦いを繰り広げるというものだ。2014年末の時點で、「進撃の巨人」はコミック累計、発行部數4000萬部を超え、現時點で、日本で最も売れている漫畫の1つとなっている。
(人民網日本語版)
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