
2015年3月5日、トヨタ自動車は來月1日に新たな人事異動を行い、これには中國法人の上層部の3人が含まれることを今月4日明らかにした。業界関係者によると、フォルクスワーゲン(VW)の世界販売&數が徐點に接近する中、トヨタは人事異動を通じて中國市場を強化しようとしているのだという。北京商報が伝えた。
今回の人事異動では、現在の専務でトヨタ中國の取締役社長の大西弘致氏をトヨタ中國の董事長(會長)に任命し、現職の佐點木昭董事長は続投せず、中國事務所に総代表として留任することになる。
日本の統計規則では、毎年4月から翌年の3月までの會計年度が終了する前に、管理職の調整を行うのが一般的だ。そこで今回の人事異動はトヨタの世界規模での管理職の調整となる。業界関係者によると、人事異動の後、トヨタ本部の専務2人と常務3人が中國での業務を擔當することになり、中國法人の管理職の本部における発言権が強まることは確実だという。
現在、中國市場はトヨタのグローバル戦略の重要な一環だ。トヨタは昨年、販売&數で世界一の座を維持したが、2位のVWが猛烈に追い上げており、その差は10萬台以下まで縮まっている。13年のトヨタの世界販売&數は998萬台、VWは973萬1000&で、両者の差は24萬9000&だった。12年はトヨタが974萬8000&、VWが927萬6000&で、差は46萬8000&。中國市場での販売數が差を縮小させた誘因になっただけでなく、今年の自動車販売&數トップの座を明け渡すかどうかの重要な要因にもなっている。
統計によると、昨年のトヨタグループの世界販売&數は、參加のダイハツ工業や日野自動車も含めて1023萬台に上り、このうち中國市場が103萬2400&で10.09%を佔めた。一方、VWの中國販売&數は368萬台で、世界販売&數1014萬台のうち、約40%を佔めた。トヨタの計畫によると、今後は中國での販売&數の割合を20%ほどに引き上げる予定で、今回のトヨタの世界業務における中國管理職の職務の強化は、中國市場での販売數を伸ばす意欲の現れとなっている。
(人民網日本語版)
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