中國國家國防科學技術工業局によりますと、中國で積載量が最大の「長徵5號」キャリアロケットは9日の午後4時、動力システムの試運転に成功したということです。これは「長徵5號」の研究における重要な地上試験であり、中國がこれまで実施した中で最大規模・最長時間の動力システムの試運転でもあり、「長徵5號」の研究が重要な進展を収めたことを意味しています。
今回の試験に使用された「長徵5號」ロケットの本體は直徑5メートル、全長およそ33メートルで、無毒・無汚染の液體酸素・液體水素を推進剤としています。點火後、ロケット本體の各システムが安定的に稼働し、エンジンが入力されたプログラムに従い作動し、予定の目標を達成しました。
「長徵5號」ロケットは中國の重要な航空科學技術プロジェクトの一つで、2006年に國務院の許可を得てから研究段階に入り、國防科學技術工業局が実施し、航空科學技術グループが研究開発したもので、中國の月探查 プロジェクト第3期、有人宇宙ステーションなどの任務を擔っています。現在は試運転段階に入っており、2016年に海南島に新たに建設される衛星発射センターで、初の飛行試験が実施される予定です。
(中國國際放送局)
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