
成都華希昆蟲博物館で撮影した大人の手に乗せた世界最大の蚊の個體。(4月11日撮影)(成都=新華社配信/成都華希昆蟲博物館提供)
【新華社成都11月6日】中國四川省にある成都華希昆蟲博物館の趙力(ちょう・りき)館長は1日、ギネスワールドレコーズ社の公式認定証を受け取った。趙氏が昨年8月に成都の青城山で発見した巨大なミカドガガンボ(別名帝王大蚊、學名Holorusia mikado)は、正式に世界最大のガガンボ(大蚊)に認定された。これまでのギネス記録は、大英自然史博物館が2007年に出版した「Animal Records」で英國の博物學者マーク・カーウォーディン氏が紹介したガガンボだった。同書によると、このガガンボは前腳先端から後ろ腳先端の長さが23センチで、後にギネス記録に認定されていた。
今回、この記録が打ち破られた。數カ月にわたる確認作業を経て、ギネス世界記録の公式認定団體は、成都華希昆蟲博物館に保存されている巨大なガガンボの標本の長さが、羽を広げた時で11・15センチ、腳を伸ばした時で25・8センチとなり、これまでの記録を2・8センチ上回ることを最終的に確認した。
趙氏によると、ガガンボは蚊の中で最も大きい種で、日本で最初に発見された。
國家二級博物館である成都華希昆蟲博物館には70萬點余りの収蔵品があり、昆蟲標本や化石、文化財など多くの種類を網羅している。中でも70種余りの昆蟲標本は世界最大を誇る。(記者/李倩薇)












