【新華社昆明8月19日】中國雲南省怒江リス族自治州森林公安人民警察はこのほど、高黎貢山國家級自然保護區內で、國家一級保護動物である野生のターキン11頭の近距離撮影に成功した。保護區でターキンの近距離撮影に成功したのは、ここ1カ月で3度目。
同自治州貢山県森林公安局によると、森林公安人民警察が14日、同保護區貢山管理保護分局の巡視員とともに高黎貢ターキンの生息環境を巡視するために獨竜江岸を歩いていたところ、11頭のターキンの群れが河辺にいるのを発見。すぐに群れを撮影した。
7月19日と8月9日にも、同分局63キロ巡視點の森林保護員と貢山県森林公安人民警察がそれぞれ、獨竜江區域でターキンの群れを撮影しており、このうち7月19日は22頭の撮影に成功している。
同分局生物多様性研究所の李迎春副所長によると、高黎貢ターキンは國家一級重點保護野生動物に指定されており、國際自然保護連合(IUCN)絶滅危懼種レッドリストでは野生絶滅の危険性が高い「危急種」となっている。主にミャンマー北部や高黎貢山山脈の怒江と保山地區に生息しており、最新の調查研究結果によると、貢山獨竜江地區には現在、12のターキン個體群があり、400~450頭が生息しているという。(記者/張東強、於嘯月)
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