【新華社北京7月28日】中國電力企業連合會がこのほど行ったイベントで、中國の有力電力企業による「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)関連諸國への投資額が2013~2017年の5年間、実行ベースで80億ドルに達したことが分かった。電力の國際連攜は大きく実を結び、電力産業はすでに海外進出の主力になっている。
電力産業の國際連攜は「一帯一路」建設の見どころであり、花形分野でもある。中國電力産業の投資、技術、設備、サービスでの協力レベルが高まる中、影響力のある多くの代表的なプロジェクトも次點と生まれている。中國電力企業連合會の楊昆常務副理事長は、中國の有力電力企業が2013~2017年の5年間に「一帯一路」関連諸國で行った実行ベース投資額年間3千萬ドル以上のプロジェクトは50件以上、実行ベース投資総額は80億ドルに達した。電力プロジェクト請負契約は494件、契約額は912億ドルに達した。フィリピン、ブラジル、ポルトガル、オーストラリア、イタリア、ギリシャなどの基幹エネルギーネットワークの投資と運営にも成功していると語った。
「電力企業は、EPC(設計・調達・建設)契約での事業の一括請負を重點として、資金や技術、規格、管理のオールラウンドな海外進出という生産能力の國際連攜モデルを構築している」と楊氏は語る。大まかな統計では、ここ5年で、中國の電力設備の直接輸出総額は62億8400萬ドル、技術の直接輸出総額は22億4800萬ドルで、海外プロジェクトによる電力設備輸出総額は177億6800萬ドル、それによる技術輸出総額は51億2200萬ドル。中國による製造と建造、サービスはますます多くの國に歓迎されている。
國務院國有資産監督管理委員會國際合作局の張発衛副局長は、「『一帯一路』構想に後押しされ、電力産業の海外進出能力は大いに高まっている。中國電力企業の世界市場シェアは年點向上し、請け負った海外プロジェクトは中國の電力設備・技術の輸出を促した。海外市場からは、電力網、火力発電、原子力発電、水力発電、太陽光発電、風力発電などの分野での資金、プロジェクト、設備、技術の朗報が続點と飛び込んでいる」と説明した。
中國商務部合作司の韓勇商務參事官によると、電力エネルギーインフラの國際連攜はこれまでずっと、中國の対外投資・協力の重要な分野だった。中國の電力企業は積極的に戦略連攜を進め、プロジェクトの投資や建設、運営に幅広く參加し、投資先國のエネルギー供給狀況の改善や現地住民の生活水準の向上に一役買い、ウィンウィンを実現してきたという。
韓參事官は「中國企業の電力プロジェクト建設関連の新規契約は今年上半期、前年同期比18・1%増の274億4千萬ドルに達し、上半期の中國の海外工事請負新規契約全體の25・7%を佔めた。海外進出の主力としての役割はますます際立っている」と語った。
當社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無斷転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事
