【新華社北京7月21日】経済発展のファンダメンタルズ(基礎的條件)、または市況や企業業績を見ても、中國経済が依然大きな強靭性と原動力を備え「穏中向好」(安定の中で良い方向に向かう)の勢いに変わりがないことを示している。中國経済は引き続き自助努力を高め、着実に発展していく。
今年上半期の國內総生産(GDP)は、前年同期比6・8%増と中國経済の粘り強さを反映した。消費の経済成長に対する寄與率は78・5%に達し、基本的役割がさらに強化された。貿易黒字が26・7%縮小したことは、質と効率の向上に向けた転換が秩序的に進められていることを示す。製造業投資は6・8%増と、実體経済は高い成長を維持している。サービス業は8・0%増加し、経済成長の「バラスト」の役割を引き続き強固にした。1日當たりの會社登記數は1萬8100社となり、ビジネスと技術革新の環境は一段と最適化された。
中國國家統計局の毛盛勇報道官は、上半期の國內外経済環境を「尋常ならざる複雑さと厳しさ」という言葉で表現した。この狀況の下で中國経済が総體的に安定し「穏中向好」の発展を続けていることは非常に価値がある。改革開放の40年間、特に中國共産黨第18回全國代表大會以降(2012年)における中國経済の自助努力の結果である。
継続的な改革開放は中國経済に歴史的な飛躍を実現させた。巨大な経済規模、多元的な成長の原動力、整備された産業システム、ダイナミックな國內市場は中國経済に強靭性と柔軟性を與えた。
供給側構造改革とイノベーション駆動型戦略はここ數年、経済の內部原動力と潛在力を刺激している。この過程で経済構造に大きな変化が起こり、複雑な情勢への対応能力が高まった。上海市と江蘇省南部・浙江省北部を含む長江デルタ地域では、內需の開拓であれ、製造の強化や産業生態係の拡大であれ、多くの企業が適時調整を行い、技術革新を進め、めまぐるしく変化する世界市場の一角に踏みとどまろうと努力している。
世界経済の回復は現在、複雑で変化の激しい不確実性に直面している。中國経済の構造調整や産業高度化もさまざまな試練に曬されているが、それには多くのチャンスも秘められている。環境が複雑になればなるほど、中國経済は正しい方向性を維持し、自助努力を高め、質の高い発展を堅持していく必要がある。実體経済に一段と注力し、関連改革を着実に推進し、革新主導を堅持していかなければならない。中國は持続的かつ健全な経済発展を実現させる自信と能力があり、その條件も満たしている。
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