【新華社成都7月16日】中國四川省の川西高原で7月初めから降り続いた豪雨により、ヒヤリとさせる一幕があった。周囲で洪水や土石流が発生し、攜帯電話が通じず、人影もない場所に夜間21人が取り殘されたのだ。幸いなことに、夜を徹して行われた救助活動により、全員が無事救出された。
同省アバ・チベット族チャン族自治州の松潘県公安局指揮センターは10日午後9時20分ごろ、自家用車で観光に來ていた団體が景勝地「黃竜」の丹雲峽付近で動けなくなり、至急救助が必要だという通報を受けた。同県では豪雨が降り続き、現場の道路は前後共に崩壊し、自動車8&が閉じ込められ、21人が危険な狀態に陥っていた。
取り殘されていた人たちは11日未明、腰までつかる洪水の中を救助隊員に支えられながら手をつないで進み、救助隊の車が待つ場所まで渡り切り、事なきを得た。(記者/周相吉)
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