
11日、西北大學博物館で日本人遣唐使、井真成の墓誌を眺める見學者。
【新華社西安7月14日】これは現在國內で発見された唯一の日本人遣唐使の墓誌であり、日本の國名を最も早くから記録したと學界で広く認められている文化財である。井真成は唐の開元年間に遣唐使の一員として長安を訪れ、そして開元二十二年(西暦734年)、36歳の時に思いがけず亡くなった。唐の皇帝、玄宗は彼に尚衣奉禦の官職を與え、長安の萬年県にある滻水のほとりに埋葬した。この墓誌が発見されてから、多くの中國や日本の學者たちが「井真成」の境遇について調查や考証を行ってきた。しかし現在、考古學者や歴史學者は「井真成」に関わる他の文獻や文化財の発見には至っておらず、1200年以上前に長安城で長い眠りについた遣唐使はより神秘的な存在となっている。(新華社記者/楊一苗)












