【新華社成都7月13日】文字數8千萬字余り、300巻に編集されたチベット族の英雄敘事詩「ケサル王伝」が12日、中國四川省成都市で公開された。これは世界最長の敘事詩である「ケサル王伝」の最も完全なバージョンとなる。
今回公開された「ケサル王伝」全巻は、10年にわたる収集、整理、編纂を経ており、歴史上の手書きの寫本、伏蔵本(一種の経典本)、木版本、活版印刷本、內部資料本、民間で新たにまとめられた語り本のほか、ここ60年近くの間に正式に出版された各バージョンの「ケサル王伝」を網羅している。
康巴文化研究院の牛麥青雲院長は「民間に點在するケサル王の物語を編纂するのは、貴重なチベット族の民族文化を保護し伝承するためだ」と説明した。
「ケサル王伝」はチベット族の口承文學で、チベット自治區、四川省、內モンゴル自治區、青海省などの地域で、今なお語り継がれている。
牛麥青雲氏は「文章の長さにおいて『ケサル王伝』全詩の行數は100萬行を超えており、古代インドの神話的敘事詩『マハーバーラタ』と古代ギリシャのホメロスによる英雄敘事詩『イーリアス』・『オデュッセイア』を上回る世界最長の敘事詩となっている」と述べた。
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