【新華社北京7月11日】米國が公然と世界貿易機関(WTO)の規定に違反し、最大規模の自國第一主義の貿易制限措置を取った。この不義の行為は、國際社會から広く反発を招いている。米國が口火を切ったこの貿易戦爭に対し、中國は國家と人民の利益を守るため反撃せざるを得ず、またWTOにおいて米國が301調查により中國に行った課稅措置に対し追加起訴を行う必要がある。
米國はこれまで、WTOの規定を定める主要側だったが、現在はまぎれもなく「破壊者」となっている。WTOの紛爭解決に関する研究報告によると、米國はこれまで、WTOの判斷に従わない最大の「違反者」で、WTOの規定違反の3分の2は米國が引き起こしている。特に、今年に入り米國は「米國第一」の禦旗のもと、他國に対し201・232・301調查を頻繁に行使するようになり、さらにWTO規定を反故にし、「破壊者」の役割を極限まで演じるようになっている。
通商分野に存在する問題について、自國に原因を探すのではなく、他國に責任を押し付けている。明らかに自國が規定に反しているにも関わらず、他國や経済體が規定違反であると宣言し、WTOを無視し「私刑」を加える行為は、米國がダブルスタンダードと力による覇権主義を推し進めることをはっきりと體現しており、あえてWTO規定の「破壊者」を演じており、道義に反するだけでなく、実踐において非常に有害な存在となっている。
自由貿易と多國間體制を破壊する行為は、他國を害す上、自國にも益をもたらさない。米國の多くの業界や大衆は、自國が深刻な被害を受けることに気づき始めている。米國大豆協會の會員は、ソーシャルメディアで次點と農場の寫真を公開し、米國政府に対し貿易摩擦の被害者となるのは自分たちであると警告している。米國商工會議所が発表した分析レポートによると、米國政府が輸入商品に対し追加関稅を課すことは、実際には米國の消費者と企業に増稅することと同じであり、日用品や原材料のコストをさらに上げることになるとしている。また、米國の商業界・農業界・法律関係者・シンクタンク・業界協會などの代表の多くが、一方的に中國製品に対し追加関稅を課すことは、米中の貿易問題を解決できないばかりか、米國企業と消費者の利益を損なうと表明している。
ドイツの商工総會主席は、規定が破られることは、サッカー選手が手を使うことを許し、得點をさせるようなものだと懸念を抱いている。WTO規定違反による悪影響は、すでに世界的な懸念や批判を招いている。自國第一主義や保護主義による行為は、貿易ルールを破壊し、世界の貿易秩序に損害をもたらし、世界市場を不安定にし、世界経済の復興を妨げるものとなる。損なわれるのは世界各國と人民の利益である。 善悪を自ら歪曲したとしても、正しい道は人點がよくわかっている。米國の貿易に関する貿易覇権主義的行為に対し、國際社會は強い不満を表明し、次點と報復措置を採り始めている。EU・ロシア・カナダ・メキシコ・インド・トルコなどは相次いで対抗措置を発表し、WTO加盟國の多くが米國の232調查についてWTOに対して訴えを起こし、法的なルートで自らの合法的な権益を守ろうとしている。國際メディアの最近の報道を見ると、類似の立場を表明するものが多い。それは、貿易保護主義は人點の支持を得られないということを體現している。
「良い秩序はすべての素晴らしいことの基礎である」各國は、利益を共有し、運命共同體へと動いており、協力とウィンウィンの関係が大局を佔めるこの時勢のもと、時代の流れに逆おうとする「狼藉者」に対し、共に行動を起こし、國際貿易ルールの破壊に徹底的に抵抗し、共に自由貿易と多國間貿易體制を保護していく必要がある。そうしてはじめて現実的な問題を解決し、協力とウィンウィンによる繁栄と発展のための新たなチャンスを共有することができるのだ。
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