【新華社北京7月11日】中國河南省の鄭州商品取引所の砂糖先物は弱気に推移、主力契約1809(18年9月限)が0・37%下落の1トン4905元(1元=約17円)になった。アナリストによると、現物価格がすでに大幅に下落したことを考えれば、砂糖価格の下落は短期的に緩和するという。中國証券報が伝えた。
先物価格が弱気になるにつれ、砂糖現物市場も楽観できない。先物會社・瑞達期貨のデータによると、9日は柳州市の中間會社の提示価格が1トン5310ー5320元で、前日より1トン20元下落、南寧市(広西チワン族自治區)の中間會社の提示価格が1トン5250ー5270元で、前日より1トン20元下落した。取引はいまひとつだ。
新湖期貨研究所の砂糖アナリスト、曹凱氏は「國內の砂糖現物価格が前週に大幅に下落したために、砂糖先物価格も大幅に下落した」と分析した。
國內砂糖市場のファンダメンタルズ(基礎的條件)から見れば、5月末時點で、本搾糖シーズンの砂糖生産量は1030萬トン、販売量は574萬6700トン、販売率は55・76%、ちなみに昨年同期のそれは56・92%だった。1カ月當たりの販売量は101萬トンで、前年同期より大幅に増え、2013ー2014搾糖シーズン以來の最高となった。國內の5月の販売は大きく好転しているとはいえ、価格は依然として弱いままだ。
輸入面で、國內の4月の輸入量は47萬トンで、前年同月より28萬トン増え、前月より9萬トン増えた。前期の輸入が少ないのは輸入割當の交付が遅れたため。內外価格差の面では、前週金曜日の価格で計算すれば、輸入割當以外の輸入コストは1トン4690ー4950元、輸入割當以內の輸入コストは1トン2970ー3130元近くだった。
これからの市場に関し、曹凱氏は「市場関係者は6月の販売がいまひとつで、砂糖企業にかかる販売の圧力が衰えないと予想している。先物と現物の価格が大幅に下落後、砂糖価格の下落は短期的に緩和する見通しだ」との認識を示した。
當社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無斷転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事:
