【新華社上海5月29日】中國上海市の浦東新區はこのほど、外國籍の大學卒業生向け就職説明會を開催した。世界各地の名門大學の卒業生に就職に関する優遇を提供し、多くの國の名門大學卒業生を呼び込んだ。
浦東新區人力資源・社會保障局の蔡敏副局長によると、このほど公布された浦東人材発展「35條」は、長期滯在や永住の面で利便性を提供し、世界中の優秀な外國籍卒業生の革新や創業を支援するとした。また、外國人材の自由貿易試験區での就職を推奨し、外資企業の現地本部やベンチャー企業、外資係研究開発センターが世界の著名な大學の外國籍卒業生を獲得するため、それらの卒業生の同試験區での就職許可を提供することを明らかにした。
説明會では、外國籍の技術人材が重點採用対象となった。世界最大規模のゲノム研究所を擁する中國企業華大基因(BGI)や、シンガポールのユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)、中國醫薬大手の揚子江薬業、中國自動車メーカー吉利汽車グローバルデザインセンターなど53の企業が、研究開発エンジニアやセールスエンジニア、國際提攜業務マネジャー、海外調達員などの職位を提供した。
大まかな統計によると、今回の説明會はオーストラリアやイタリアなどの國と地域の大學14校から、150人近くの卒業生が応募し、現場で採用の意向を示した人數は延べ181人だったという。
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