【新華社北京5月17日】中國老齢科學研究センターと社會科學文獻出版社はこのほど、「高齢化青書 中國都市・農村高齢者生活狀況調查報告(2018)」(青書)を発表した。青書によると、中國人口の高齢化が進むとともに、高齢者の消費需要が増え続ける。経済參考報が伝えた。
第一に介護サービス需要は大幅に増える。現時點で、高齢者人口は3千萬人以上、要介護高齢者は4千萬人以上に達している。子供が家を離れたため、一人または夫婦のみで生活する高齢者の家庭、高齢者、要介護高齢者の増加に伴い、介護サービス需要も増え続ける。 第二に高齢者の観光消費は活気に溢れている。今後1年に旅行計畫があるとはっきり答えた高齢者は全體の13・1%、旅行に出かける可能性がある高齢者は9・1%を佔めた。
第三に一部の高齢者用品の消費は伸び続けている。消費需要が比較的多いのは栄養補助食品と醫薬品。高齢者の栄養補助食品消費額が増え続け、2010年の統計データで試算すれば、その生産額は500億元(1元=約17円)を超える。一方、2015年の調查結果では、中國都市部の高齢者の1人當たり醫薬品費支出は2341元、消費支出総額の11・6%を佔めた。農村の高齢者の1人當たり醫薬品費支出は1395元と、消費総額の15・7%を佔めた。中國高齢者人口の増加に伴い、醫薬品需要は増え続ける見通し。
第四にネット消費は新たな成長點だ。2015年の調查結果によると、インターネットをよく利用している高齢者は全體の5%を佔めた。うち都市部での比率は9・1%と、農村を上回った。特に前期高齢者のネット消費の佔める割合は12・7%で最も高かった。オンラインショッピングは高齢の夫婦や一人暮らしの高齢者にとって大変便利で、生活の質を高めている。
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