【新華社ハーグ11月29日】中國の化學兵器禁止機関(OPCW)常駐代表、呉懇氏は28日、化學兵器のない世界の実現という目標の任務は重く、行くべき道は長く、OPCWは今後、化學兵器の軍縮、不拡散、國際協力、防護と援助の4つの問題の平衡のとれた推進を検討するべきだと述べた。
『化學兵器禁止條約(CWC)』第22回締約國會議の一般弁論で呉懇氏は、國際安全體系の重要な構成部分として、CWC とOPCW は20年にわたり世界と地域の平和と安全の促進、化學兵器の軍縮、不拡散分野でかけがえのない役割を発揮し、優れた成績を収めてきたが、一方で化學兵器の廃棄は未だに全面的に完成しておらず、化學兵器を使用したとされる事件が多発し、非國家的主體が化學兵器を取得、使用するリスクが上昇しており、化學兵器のない世界の実現という目標の任務は重く、行くべき道は長いと指摘した。
呉懇氏は、OPCWは日本の遺棄化學兵器の查察と廃棄業務に特に注目するべきで、日本の遺棄化學兵器がなくならなければ、化學兵器のない世界の実現という目標が真に実現することはないと指摘した。呉懇氏は、「日本の中國侵略戦爭が終わってすでに70年以上が経つが、日本が中國に遺棄した大量の化學兵器は依然として中國の人民の命と環境の安全を脅かしている。日本側は條約の規定期限內に廃棄を完了しておらず、責任は完全に日本側にある。中國は日本が政治的意欲を見せ、條約義務を着実に履行し、廃棄計畫に厳格に従って期限通りに廃棄を完了することを確保するよう促す」と述べた。 呉懇氏は、化學兵器の被害國として中國はこれまでずっと、いかなる國、組織、個人が、いかなる狀況、目的でも化學兵器を使用することに確固として反対してきたことを再度強調した。
當社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無斷転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
推薦記事
