【新華社マニラ11月14日】中國の李克強総理は１１月１３日、マニラで第２０回中國・東南アジア諸國連合（ＡＳＥＡＮ）首脳會議に出席し、重要演説を行った。
李克強総理は演説の中で南中國海問題について次のように述べた。南中國海の平和・安定は地域各國の発展、繁栄、利害に関わるものである。南中國海が安寧なら、地域各國は最大の受益者であり、混亂すれば、地域各國は最大の被害者となる。中國の大多數の貿易往來は南中國海を経由して行われ、中國は南中國海の平和・安定維持を最も希望している。南中國海の平和・安定を守るため盡力する中國の目標は変わることはなく、直接當事國との協議・交渉によって領土と海洋権益の係爭を平和的に解決する政策・主張が変わることはない。中國はＡＳＥＡＮ加盟國と友好的に協議する建設的態度で、「南中國海各國行動宣言」を引き続き全面的かつ有効に実行し、「南中國海行動規範」協議を積極的に推進することを期待している。これまでに「規範」の枠組みについて合意し、「規範」の主要要素に対する各國の共通認識を凝集したことは「規範」協議全體の重要な一応の成果である。中國は今會議で「規範」の次のステップの案文協議の始動を正式に宣言することを呼びかける。われわれは「規範」協議を通じ、各國の相互理解・信頼を増進し、協議一致を踏まえて「規範」の早期合意を目指し、それを南中國海の平和を守る「安定器」にすることを希望する。中國は「今後１０年の南中國海海岸・海洋環境保護宣言（２０１７─２７）」の採択を歓迎し、「宣言」と「規範」協議の枠組みの下、ＡＳＥＡＮ加盟國と南中國海で海上搜索救助、海洋環境保護などの分野の実務協力を進め、中國・ＡＳＥＡＮ海上協力基金、中國・ＡＳＥＡＮ協力基金などの資源を利用し、関係の事業を支援したい。
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