【新華社北京10月25日】１０月１８日に人民大會堂で開幕した中國共産黨第１９回全國人民代表大會（第１９回黨大會）で、習近平が第１８期中國共産黨中央委員會を代表して大會に報告を行った。この報告に対し、新華網は、陳須隆中國國際問題研究院國際戦略研究所の所長・研究員を招いて、解釈を行った。
Ｑ:第１９回黨大會報告における中國外交についての説明の中、どのようなハイライトがあるのか。
Ａ:第１９回黨大會報告で、最も注目すべきなのは、二つの「構築」を明確に提出したことである。１９回黨大會報告における中國外交についての部分に、いろいろな注目點があるが、そのうち、最大なハイライトは、新時代の中國の特色ある社會主義思想と基本方略の面において、中國の特色ある大國外交が新型國際関係の構築、または、人類運命共同體の構築を促さなければならないことを、明確に提起していることにある。
Ｑ:第１９回黨大會報告で提出された「形成力」について、どう考えるのか。
Ａ:中國は、國際的「形成力」が強化し、大國としてあるべき役割を果たしている。この５年間以來、中國の國際議題を策定する権利がかつてないほど高まり、國際規則を制定する権利が著しく拡大し、國際事務における発言権も大いに向上してきている。中國は國際社會により大きな貢獻を果たし、中國の外交もより積極的なものになり、數多くの中國の方案、中國の理念は、もはや國際的な共通認識と國際的行動となってきている。これは、中國の國際的「形成力」の強化を表している。本來、大國としての責任感、それから、中國の國際的「形成力」の向上を現している。
Ｑ:第１９回黨大會報告では、中國の特色ある大國外交が新型國際関係の構築、または、人類運命共同體の構築を促さなければならないと明確にしているが、両方はどのような関係にあるのか。
Ａ:二つの「構築」は互いに補完し合い、中國外交の方向性を明確にしている。第１９回黨大會報告は、二つの「構築」により、中國外交の方向性、要するに、中國の特色ある大國外交が新型國際関係の構築、または、人類運命共同體の構築を促さなければならないと明確に打ち出した。この二つの「構築」は非常に重要で、互いに補完し合っている。
Ｑ:第１９回黨大會報告において、中國の將來の外交方針と政策について論述したが、これについて、どう評価するのか。
Ａ:新型國際関係に対して、新たに定義付けられている。
第１９回黨大會報告では、新型國際関係について、新たに定義付けられている。その以前、われわれは、協力・ウィンウィンを核心とする新型國際関係の構築を推進すると主張したが、新たな定義は、相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィン的な新型國際関係の構築を推進するとしている。
Ｑ:全世界は第１９回黨大會を注目しているが、第１９回黨大會報告はどのような世界的意義を持つのか。
Ａ:「天下をもって公と為す」という志を體現し、重大な世界的意義を持っている。第１９回黨大會は中國の特色ある社會主義が新時代に入ったと宣言したとともに、実際には、中國の発展と前進の展望が明るく、チャンスに満ちていることを唱えている。無論、これは世界の発展には重要な影響を與える。報告では、中國共産黨は中國人民の幸福のために勵むのだけではなく、全人類の進歩の事業のために奮闘し、人類のためにより大きな貢獻を果たさなければならないとしている。これは、中國はより多くの國際責任を取り、より國際的任務を擔當し、より國際的な「形成力」を備えることを表明している。これによって、重大な世界的意義を持っている。
Ｑ:現在の國際情勢の下、習近平同志は、「開放型世界経済の建設を推し進める」と打ち出したが、どのような世界的意義があるのか。
Ａ：世界への國の扉を開いて、建設を行っており、中國は世界に強大なプラスエネルギーを注いでいる。世界の第二位の経済體として、中國の政策の方向性と選択は、特別に重要である。中國は、開放型世界経済の建設を推し進め、世界への國の扉を開いて、建設を行うことで、世界に強大なプラスエネルギーを取り入れようと旗幟鮮明に表明している。こうしたことは、國際秩序の安定維持に有利であるのだけではなく、非確定的な世界に確定的な要素をもたらした。それと同時に、中國としての形成力と影響力も現している。
Ｑ:新時代の中國の特色ある社會主義の外交思想には、どのような新しい內容と新たな任務が盛り込まれているのか。
Ａ:新時代の中國の特色ある大國外交は、新たな輝く一章を書き綴ることになる。第１９回黨大會報告では、新時代の中國の特色ある社會主義思想の「八つの明確」では、中國の特色ある大國外交が新型國際関係の構築、または、人類運命共同體の構築を促さなければならないと明確にしている。また、新時代では、中國の特色ある社會主義を堅持し発展させるための「１４項目の基本方針」にも、人類運命共同體の構築を堅持・推進しなければならないと、提出したのである。
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