【新華社テヘラン10月17日】 イラン原子力庁(AEOI)のアリー・アクバル・サーレヒー長官は15日、イラン國営メディアのインタビューに応じた際、イラン核合意が破棄された場合、イランは『核兵器不拡散條約』追加議定書の履行を終了すると述べた。
イランの國営テレビ局は、「イラン核合意が完全に破棄された場合、イランは(『核兵器不拡散條約』)追加議定書の履行を終了する」とのサーレヒー長官の言葉を引用し、「我點は現在、(條約義務を)自ら望んで履行しているわけではなく、追加議定書はイラン議會の承認と確認も受けていない」と報道した。
サーレヒー長官は、イランはイラン核合意の枠組みのみで條約上の義務を履行し、查察を受け入れると述べた。長官はまた、核開発計畫のうち一部の活動をイラン核合意前のレベルに戻すのに數時間しかかからないことも明らかにした。さらに、米國のトランプ大統領の反イラン発言を「不快で野蠻だ」と批判した。
2015年7月、イランとイラン核開発問題における主要6カ國(米國、英國、フランス、ロシア、中國とドイツ)は、イランの核問題に関する最終合意に達した。この合意に基づき、イランはその核開発計畫の制限を約束し、國際社會はイランに対する制裁を解除した。國際原子力機関(IAEA)がイランの合意の履行狀況の監督・查察を擔當している。
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