新華網済南9月28日(記者/王海鷹) 國家皮革加工技術研究普及センター主任、煙&&學の王全傑教授が率いる「皮革廃棄物の資源化利用」プロジェクトがこのほど、山東省煙&で山東省科學技術庁の審查を通過した。
王教授のチームは皮革廃棄物を利用し、多様な製品を作り出すことに成功したという。直接葉面散佈肥料や點滴灌漑用肥料、水溶散佈肥料などの液體肥料にしたり、農工業生産や日常生活で使用する表面活性剤にしたりすることができる。また、ダンボールやベニヤ板の工業用粘着剤や、外壁の斷熱や高層ビルの防音材に使用されるコンクリート発泡剤にすることも可能だ。さらに土壌を改善する作用を持つタンパク質有機肥料や、皮革加工工業で使用する再鞣充填材などにもなり、生産の全過程において廃水、廃材料、廃ガスの排出ゼロを実現した。
山東省を例とすると、毎年約40萬トンのタンパク性廃棄物が十分に利用されておらず、タンパク資源の深刻な浪費を招いているだけでなく、処理費用が増加しており、1トンのウェットブルー(皮革加工過程の濕潤狀態)の廃材料を処理するために、企業は約1000元の費用を負擔する必要がある。山東省は農業大省、また化學肥料の消費大省だが、このうち有機肥料などの使用量はわずか3割にとどまっている。この研究成果が普及すると、化學肥料削減と液肥一體化を進めることができ、山東省だけでなく全國の農業も恩恵にあずかることができる。
四川大學の但衛華教授が率いる審查専門家は、この科學研究成果は皮革廃棄物による汚染問題を解決するだけでなく、社會的意義と経済効果の「二重の価値」があると考えている。
(新華社より)
推薦記事:
