新華網カイロ9月26日(記者/鄭凱倫)現在エジプトを訪問中の中國政府の解暁岩シリア問題特使は24日、シリアでの緊張緩和地帯の設置はシリアの主権を十分に尊重し、シリア分割の局面が生じることを回避しなければならないと述べた。同時に、テロ組織を引き続き斷固して取り締まらなければならないとも述べた。
解特使は同日、カイロでメディアのインタビューに応じた際、シリア問題にこのほど重要な変化が生じ、全體として政治的解決に有利な方向へ進んでいると述べた。まず、ジュネーブやアスタナでの過程はいずれも重要な段階的成果を実現し、シリアに4カ所の緊張緩和地帯を設置し、停戦狀態の維持に貢獻した。次に、ラッカとデリゾールの対テロ戦が積極的な進展を多く見せた。さらに、シリアの今後の措置などの問題における一部の國家の立場にも変化が生じ、政治的過程を推進する新たな機會が生まれた。
解特使は、関係各國がシリアの緊張緩和地帯の設置について合意に達したことは、紛爭の當事者雙方が「剣をすきの刃に変え」られるよう國際社會が願っていることを示し、シリア問題の政治的解決の推進を加速させると述べた。ただ、この一時的な措置はシリアの主権や獨立、領土保全を十分に尊重しなければならず、分割の局面が生じることを回避しなければならないとも述べた。
10月に開催される新たなジュネーブ和平交渉について解特使は、國際社會がシリア紛爭での當事者雙方に対し、互いへの信頼を絶えず築くよう引き続き働きかけ、対話と和平交渉の勢いを保ち、國連による調停という主要なルートの役割のもと、シリアの政治的過程についての共通認識を絶えず深め、「シリア人による、シリア人主導」の原則に基づき、シリアの実情にかない各國にも配慮した解決方法を探すよう希望すると述べた。
(新華社より)
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