イギリスの『デイリー・メール』によると、中國のスーパーコンピューターが世界最大の仮想宇宙を作り上げた。
報道によると、中國科學院の科學者は無錫市の國家スーパーコンピューターセンターで、「太湖之光」の1000萬個のプロセッサを使って演算した。
中國科學院國家天文&數値宇宙學チームの高亮首席科學者は、「これはウォーミングアップに過ぎない。ビッグバンから數千萬年後の情景をシミュレーションしただけである。これは宇宙形成の初期であり、多くの惑星はまだ誕生していない。今回作り出した仮想宇宙の規模はこれまでの記録の5倍である」と述べた。
『デイリー・メール』によると、中國の仮想宇宙のシミュレーションにかかった時間はわずか1時間だった。今年6月、チューリッヒ大學のチームは2兆のデジタル粒子から250億の仮想銀河を構成したが、その時は80時間かかった。
天文學者は物質を粒子にし、重力などの物理作用で仮想宇宙を作り出した。スーパーコンピューターが使用する粒子が多いほど宇宙進化の再現と予測は難しいため、自然とダークエネルギーの伝播は困難だとわかる。
「神威・太湖之光」は世界一の演算速度を誇るスーパーコンピューターで、中國が初めて米國の技術に頼らずに獨自で開発したものでもある。
報道によると、中國は世界のスーパーコンピューターを引っ張り、人工知能技術にも優れている。中國が発表した『次世代の人工知能発展計畫』は、10年以內に中國の人工知能産業の競爭力を世界トップレベルにするとしている。
(チャイナネット)
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