上海市新聞出版局で3日に開かれた記者會見によると、上海市の伝統的な紙媒體書籍の読書習慣に回復の兆しが見られた。その読書効果が、多くの上海人から認められつつある。中國新聞網が伝えた。
記者會見で発表された「上海市民読書狀況調查分析報告書(2017)」によると、上海市民の過去1年間の平均読書量は6.64冊。うち7−18歳が平均9.52冊で、昨年より1.15冊増加した。上海市民の1人當たり紙媒體書籍読書量は、全國トップ水準を維持している。
注目すべきは、「電子書籍を最優先」の比率が3年連続の上昇後、初めて大幅に低下したことだ。「紙媒體を最優先」が今年は46.62%に達し、電子書籍を25.19ポイント上回った。この差は2年連続で縮小していたが、今年初めて大きく開いた。紙媒體の読書効果への承認も広まっている。「紙媒體の読書効果が最良」は電子書籍を45.1ポイント上回り、2014年の調查開始以降で最大の開きとなった。
紙媒體の読書時間は2年連続の減少後、初めて増加した。「紙媒體より電子書籍の読書時間が長い」は7.16ポイント低下し、この1年間の紙媒體の「復活」を反映した。上海人の1日當たりの紙媒體読書時間は、30分が主流になっている。
上海で紙媒體の読書が回復していることには、さまざまな理由がある。一つは、その読書効果を認めていること。もう一つは、紙媒體と深い読書の需要が、正相関関係を持つこと。調查によると、上海人が紙媒體を選ぶ主な原因のうち、「深く読みたい」が18.84%で、この割合は4年間で徐點に上昇している。「內容を繰り返し読みたい」、「資料の権威性、學術性を重視」、「コレクションと保存のため」、「內容を調べやすい」も重要な理由になっている。
(人民網日本語版)
推薦記事:
