アウトバウンド観光市場が異様な熱気を帯びており、今年の夏には3千萬人を超える中國人観光客が海外に出かけ、再び記録を更新することが予想される。モバイルソーシャルネットワークアプリケーション・易観國際の國際ローミングサービス利用者のデータをみると、歐州ツアーや北米ツアーなどの長距離ツアーが夏に繁忙期を迎え、米國、イタリア、カナダが最も人気を集めていることがわかる。「北京日報」が伝えた。
同データによると、今夏もタイと日本が最も人気の高い海外旅行先だが、清明節(先祖を祭る中國の伝統的な祭日、今年は4月4日)やメーデー前後の小型連休とは異なり、夏休みは歐米への長距離路線の人気が非常に高まり、中でも米國、イタリア、カナダでの國際ローミングサービス利用者の通話料の増加率が著しい。その主な原因として、時間が自由であること、歐米の多くの國が中國人に対する查証(ビザ)発行要件の緩和政策を打ち出したことなどが挙げられる。利用者は子供連れの家族旅行の割合が高く43%に達し、レジャー旅行の34%を上回った。買い物旅行という人も17%いた。
同データによれば、時差の影響により、同サービスの利用が集中する時間は中國では夕方にあたり、航空會社、オンライン旅行會社(OTA)、銀行へ連絡を取る割合が最も高い。
(人民網日本語版)
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