新華網北京5月31日 今年以降、中國経済は安定の中で上向きの発展の勢いを維持し、供給側の構造改革の成果は絶えず現れてきて、経済は引き続き安定して比較的速い成長が維持できる見込みだ。國際オブザーバーは中國経済の基本面は安定して上向きし、依然として世界経済成長の主要な推進力になっていると受け止めている。
海外の専門家は今年の第1四半期に中國経済は「好調なスタート」を切り、國內総生産（GDP）は6．9％増加し、前年同期比で0．2ポイント増加し、主要経済指標は予測を上回り、経済構造が持続的に改善されたことに注目している。
ロシア科學院極東研究所のアレキサンダー・ラーリン高級研究員は新華社記者の取材を受けた際に、中國は供給側の構造改革を積極的に推進し、伝統産業の過剰な生産能力などの問題を徐點に緩和し、ハイテク技術産業は力強く発展し、「一帶一路」建設は経済成長のために新しいエネルギーを注入していると述べた。
中國経済が現在、試練に直面していることは疑いない。國際格付け機関のムーディーズはこのほど、中國の債務規模に着目して、中國への信用評価の格付けを下げた。ムーディーズは2018年、中國政府の債務がGDPの40％に達し、2020は45％まで上昇する見込みだとみなしている。
米國・外交問題評議會（CFR）の経験豊富なブラッド・セッツァー研究員は次のように指摘する。中國の約3兆億ドルの外貨準備高は外債規模を大幅に超え、金融の強力な安全クッションになっている。中國政府の負債規模は現在、比較的低い水準にあり、中國の大多數の家庭の債務規模は抑制可能だ。これは一部の債務者が一旦、リスクに遭遇しても、政府にそれらのリスクに対処する十分な能力と手段があることを意味する。
國際通貨基金（IMF）アジア太平洋部のマルクス・ロッドロウアー副主任は次のように説明した。中國政府は資源分配の権限を有すると同時に、金融システムの安定を維持する能力があり、政策による緩衝空間が大きく、IMFは中國が従來と同じように金融の試練に対応する正しい道を探し出すことに対し、慎重かつ楽観的な姿勢を示している。
未來を展望し、関係改革措置が着実に効果を上げていることから、中國経済はより高い將來性を切り開き、世界経済の成長に新しいエネルギーを注入すると予想される。大公歐州信用評価有限公司の呉広宇総経理は、供給側の構造改革は大きく進展し、改革の陣痛を経た後に、中國の経済構造はより均衡になり、新しい経済部門とサービス業によって中國経済はより一層繁栄となり、將來の経済成長に向けてさらに大きな活性化の作用を発揮すると指摘した。
ユーラシア開発銀行（EDB）のチーフアナリストのヤロスラフ・リソボリック氏は「中國経済の成長スピードの回復と安定によって、人點は中國が世界の需要拡大をけん引していく希望を再び目にした。」と語った。（執筆記者：兪懋峰；參加記者：王乃水、鄧茜、薛飛、高攀、徐海靜、張継業、王正潤、沈忠浩、王文、余謙梁、陳威華、趙焱）
（新華社より）
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