新華網北京4月14日(記者/劉秀玲)日本の最大野黨、民進黨はここ最近、離黨の波亂を起こしている。國會衆議院議員、東京都議會選挙の候補者が相次いで離黨屆を提出した。このうち、一部は寢返って他の陣営に加入した。東京都は7月に都議會選挙を実施するが、この時に大量の戦闘力の流出は民進黨に大きな打撃を與えると見られる。
【國會議員の離黨】
民進黨の長島昭久衆議院議員は10日、民進黨內に自分の立ち位置がないとして、野田佳彥幹事長に離黨屆を提出した。長島氏は民進黨の経験豊富な政治家で、衆議院議員に5回當選し、民進黨東京都総支部連合會幹事長を務めた。民主黨(民進黨の舊稱)が執政した時期に、防衛副大臣にも就任した。
【有力候補の「反逆」】
長島氏が離黨する前にも多數の民進黨議員が離黨し、このうち、民進黨が東京都議會選挙の有力候補者に挙げていた人物もいた。
1月末から3月までに、民進黨が擁立する36人の候補のうち、7人が離黨屆を提出した。このうち、4人は別の地域政黨、小池百合子東京都知事が率いる「都民ファーストの會」に吸収され、同會の公認候補になっている。
【民進黨の意向】
地方自治體の議會選挙ではあるが、東京都議會選挙は今後の政局の動向を予測する試金石とみなされている。各黨派が競い合った結果は、これからの國會の政治勢力図に影響する可能性が高い。このため、各黨派は今回の選挙を十分に重視している。
『毎日新聞』は11日、都議會選挙での慘敗を防ぐため、民進黨內で「都民ファーストの會」との共闘に賛成する聲が強まっていると報じた。ある民進黨議員は「どの黨であっても、自民黨への打撃になればいい。」と語った。『朝日新聞』の分析によると、民進黨の一部の上層部は「小池百合子氏の勢いは長く続かない」と判斷し、都議會選挙終了後に「都民ファーストの會」を民進黨に取り込む意向があるため、たとえ民進黨の議席が減少しても、「元民進黨」が議席を確保できれば、目標を達成したことになる。
(新華社より)
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