新華網西昌4月13日(記者/白國龍、胡喆)12日19時4分、中國は西昌衛星発射センターから、運搬ロケット長徵3號B(長徵三號乙)に搭載した「実踐13號」の打ち上げに成功した。これは中國初の大容量(ハイスループット)通信衛星で、通信総容量は20Gbpsに達し、中國がこれまでに研究開発を行った通信衛星の容量の合計を上回っている。
國家國防科技工業局のチーフエンジニアで、國家航天局の田玉龍秘書長によると、「実踐13號」は東方紅3號B衛星プラットフォームをベースとする初の衛星で、設計壽命は15年で、中國の通信衛星技術及び産業の飛躍的発展を促進する重要な一里塚としての意義がある。
専門家は次のように指摘した。「実踐13號」衛星は、中國の通信衛星において多數の「初の試み」を創り出した。高軌道衛星エンジニアリングに初めて応用された自主研究開発の電気推進システム。中國の衛星に初めて応用されたKaブロードバンド通信荷重。中國の高軌道衛星と地上とで初めて実施される雙方向レーザー通信技術試験。中國の高軌道で壽命が長い通信衛星の100%のエンジニアリングに初めて応用された國産製品で、関係製品が長期的に輸入に依存していた狀況が一転した。
「実踐13號」は試験と検証が完了した後、Kaブロードバンド通信の試験業務に使用され、「中星」衛星シリーズに加えられ、「中星十六號衛星」と命名される。これにより、中國は米國、歐州などの少數の先進國に続き、Kaブロードバンド通信という先端技術を掌握する國になり、中國の通信設備の立ち遅れた地域のユーザー向けに良質なブロードバンドサービスを提供できる。また、ブロードバンド衛星通信の高速鉄道、船舶、航空機などの移動體及び企業用インターネット、緊急時の通信などの分野での応用が促進される。
(新華社より)
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