ロシアの國営原子力企業ロスアトムは2月28日、福島県で起こった原発事故後の安全技術を用いて製造した原発ユニットであるノヴォヴォロネジ原子力発電所6號機の稼働を正式に発表しました。
ロスアトム社は「6號機の稼働は、近年のロシアの原子力開発分野において重要な出來事である。6號機は2016年5月に竣工し、8月5日に試験運転として発電を開始した」として、本日より正式稼働することを明らかにしました。
同機にはロシアが研究開発した第3世代+の原子爐であるVVER-1200型加圧水型原子爐が組み込まれており、より経済的です。また、受動的な安全裝置が備えられており、緊急事態には、作業員の操作無しで事故を防ぐことが可能となります。
現在、アメリカとフランスも第3世代+の原子爐の製造に取り組んでいますが、ロシアのノヴォヴォロネジ原子力発電所6號機が世界で初めて稼働を開始した次世代原発ユニットとなりました。
(中國國際放送局)
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