
人民大會堂(資料寫真)
新華網北京2月27日 2017年「両會(全國人民代表大會と中國人民政治協商會議全國委員會會議)の開催期間がまもなくスタートする。
2017年は中國共産黨と國家の事業発展において重要な意義を持つ年だ──
「第13次五カ年」規畫の実施が重要な一年に入り、供給側構造改革が深化の年に入り、中國共産黨第19回全國代表大會(「十九大」)がまもなく開催される。改革と発展に注目し、第12期全國人民代表大會(全人代)第5回會議と政協(中國人民政治協商會議)第12期全國委員會第5回會議が関心を集めている。
中國の國內総生産(GDP)は初の70兆元の段階へ進み、世界経済の最大の成長エンジンであり、産業構造の持続的な最適化や新エネルギーが絶えず蓄積され、人民を中心とした発展思想が一層明らかに示され、庶民の獲得感が絶えず上升しつつある…自信があり落ち着いている中國は現在、前進の途中で困難を克服し、奮進している。
「征途を踏み出すよう太鼓を叩き、征途に向かう船を揺れることなくしっかりと走らせる」──厳しい課題に直面し、中國は困難を克服して奮進し、世界経済の最大の成長エンジンとなって、「第13次5カ年」規畫の良好なスタートを実現させる
國家発展改革委員會の徐紹史主任は、「一年前、皆さんの中國経済見通しに対しては楽観的ではなく、いささか懸念さえ感じており、中國経済に『ドミノ式』の崩壊が現れる可能性があると予言していた機関もあった。しかし今となっては、これらの予言はむなしい結果となった。」とはっきりと述べている。世界経済の回復力が乏しいというひとしきりの寒気の中、中國はその獲得が容易ではない「第13次五カ年」規畫の開始の答案用紙を提出した。
これは自信を奮い立たせる成績表。2016年に中國のGDPは初めて70兆元を突破し、前年度より6.7%増えた。成長率は1990年以來の最低水準だが、経済の増分は5年前の年間成長率の10%の増分に基本的に匹敵する。工業生産者出荷価格指數(PPI)は昨年9月に54カ月続いた低下の動向を打ち破って以來、プラス成長を続け、対外貿易(輸&&)データは前下がりで、徐點に上昇する曲線を描いており……データが良い兆しを示し、経済が安定の中で良い方向へ向かっている勢いが絶えず突き固められている。
これは決意を伝える成績表で、2016年には経済構造が絶えず最適化し、消費者支出のGDP成長に対する貢獻率は64.6%に、GDPに佔めるサービス産業の割合は51.6%に達し、GDP當たりのエネルギー消費量(エネルギー消費原単位)は前年より5.0%低下した。供給側構造改革の堅塁攻略の年において、「三去一降一補」(過剰生産能力・不動産在庫・レバレッジの削減、コストの引き下げ、脆弱産業分野の支援、これは「第13次五カ年」規畫の間に重點的に取り組むべき、供給側(サプライサイド)の構造改革に関する方針となる)初歩的な効果を上げ、簡政放権(政府の簡素化・権限の下部への委譲)などの政策の推進のもと、創業・革新の情熱は高まり、新技術、新産業、新業態、新モデルが盛んに発展し、市場の活力が一層向上している。
これは心に溫かみを感じさせる成績表だと言える。2016年には、新たに1000萬人余りの人口が貧困に別れを告げ、通年の全國都市部で新たに増加した就業者數は1314萬人にのぼり、都市と農村の所得格差が縮小し続け、庶民はますます多くの発展の成果を共有してきた。
世の中の複雑な出來事に対し多方面から対応し、征途を踏み出すよう太鼓を叩き、征途に向かう船を揺れることなくしっかりと走らせる。
発展の成績の背後には、習近平同志を核心とする黨中央が科學的に計畫し、安定を保ちながら成長を進めるという全體基調を堅持し、供給側構造改革の推進を主軸に、適度の総合的なニーズを適度に拡大させ、改革の推進を揺るぎないものとし、リスクや課題に適切に対処して、中國経済という巨大な船舶が「行穏致遠(穏やかに遠くまで)」進むよう導いていくことが挙げられる。
「雲に目を遮られることを恐れない。」複雑な情勢を前に、新しい発展理念で導き、供給側の構造性改革を主軸として、発展の新境地を絶えず切り開く
世界の政治と経済の構図は現在、重大な調整に直面しつつあり、さまざまな不確定性に満ちている。発展のニューノーマルに突入した中國経済も過剰な生産能力、民間投資の不足、経済の內生的エネルギーの欠如、金融リスクの蓄積などの深い矛盾と課題に向き合っている。
経済と社會発展の新しい動向と新しい機會及び絶え間なく生じる新しい矛盾と新しい試練に対し、中國共産黨第18回全國代表大會以降、習近平同志を核心とする黨中央は経済発展の新常態(ニューノーマル)に適応した経済政策の枠組みを確立し、中國経済の巨大な船舶が霧を払いのけ、安定して前進するように新しい針路を明確に示す。
新しい発展理念で新しい発展路線を明確に示す。
供給側の構造性改革の主軸で新しい発展のエネルギーを活性化する。
安定しながら進歩する治國理政の重要原則で新しい発展方向を正確に捉える。
清華大學國情研究院の胡鞍鋼院長は「中國が発展するためには、安定を基盤に発展しなければならない。安定の目的は進歩で、目標の方向は小康社會の全面的完成になる。」と語る。
高所に立ち、先見の明がある人は雲に目を遮られることを恐れない。
中央黨校の辛鳴教授は、「中國共産黨第18回全國代表大會以降、段階的に確立された全體的な経済政策の枠組みは、黨の経済と社會発展の規律への認識をさらに深めたことの基礎の上に、経済情勢に対する重大な判斷であり、経済活動に対する重大な策定及びより體系化された萬全な政策措置であり、実踐によって裏付けられたものだ。」と述べ、また、中國が世界に挑戦に立ち向かう「中國プラン」を展示し、世界経済の発展により多くの新しい機會をもたらしたと述べた。
「今からもう一度、困難を乗り越えていく。」——「第13次五カ年規格」で確定された目標に沿って、人民を中心とする発展思想を堅持し、全面的な小康へと奮起して邁進し、民族の復興のために堅実な基盤を築く
小康社會の全面的な完成を指針とし、突出した課題の解決を目標に掲げ、習近平同志を核心とする黨中央政府は安定成長、改革の促進、構造調整、民生への恵み、リスク防止に対する全面的な構想を策定し、「第13次五カ年」規畫を実施する重要な1年の方向を示す。
小康の全面的な完成に向けて、より重要で、より実現が困難ことは全面的であることで、発展の平衡性、協調性、持続可能性だと言える。全面的な小康目標をめぐり、総合的な施策と正確な方向性がより必要とされる。
経済の構図を再構築し、地域格差を縮小——
この1年余りに、「一帯一路」構想、長江経済ベルトなどの重大な発展戦略が果てしなく広がる內陸と広大な海洋を結び、これまで孤立していた辺境地域は開放的な橋頭堡になり、地域経済の構図がより一層、改善された。
民生の課題を解決し、幸福指數を上昇させる——
冬季の暖房、廃棄物の分類、家畜類の糞便などの簡単に見える民生の小さな問題を中央政府経済指導グループ第14回會議の「議事日程」に盛り込んだ。
細かい配慮の背後に、群衆の要望を考慮し、群衆の緊迫したニーズに早急に対処し、群衆の難題を解決する施政理念が具體的に表れており、人民を中心とした発展思想の光の筋を顕著に示している。
公共サービスを改善し、発展の成果を共有する——
「第13次五カ年」規畫期間に、中國は2億4千萬人の流動人口を対象に、 11類基本公共サービスプロジェクトを全面的に実施し、流動人口の健康サービス「最後の1キロ」を普及させ、貧困地域で「人點は學校での勉強、技能の習得、各家庭への希望與え、地元政府の支援」を実現する。
地域と戸籍の壁を取り除き、すべての群衆が基本的な公共サービスを公平に共有する機會を與え、改革の発展の成果を共有し、人生の有意義な機會を共有し、全面的な小康の素晴らしい青寫真により近づいていく。
この希望に満ちた春に、2017年の全國「両會」で幅広い共通認識を凝集し、全國の各民族と人民が団結して小康社會の全面的な建設に向けて果敢に前進する。(記者 韓潔、安蓓、陳煒偉、林暉、季明、張志龍)
(新華社より)
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