「中國天文年暦(天體暦)」によると、北京時間1月20日午前5時24分に「大寒」の節気を迎える。専門家は、「この時季、天気は厳しい寒さが続いており、外出の際には『防寒対策』を怠らないように」と注意を呼び掛けている。新華社が報じた。
天文教育の専門家である天津市天文學會の趙之■(■は王へんに行)理事は、「毎年、西暦1月20日ごろに大寒を迎え、太陽は黃経300度に達する。民間には、『大寒は毎年訪れる、三九(冬至から9日間ずつ數えて3番目の9日間)ではなく、四九(冬至から數えて4番目の9日間)」に訪れる』という言い伝えがあるが、今年の大寒は、『四九』の4日目にあたる。大寒は24節気のうち最後の節気で、大寒が過ぎると、寒い冬が間もなく終わりを告げ、大地に春が訪れる兆しがうっすらと感じられるようになる」と話した。
小寒の節気ほど寒くはないが、気象データによると、大寒の前後は寒波が頻繁に南下し、強風、低溫、雨・雪を伴うことが多い。
天津中醫薬大學第一付屬病院栄養科の李艶玲・科長は、この時季の過ごし方として、次の通りアドバイスしている。
「大寒のころは、十分暖かくして外出すること。特に、頭部・背中・腹部は冷やさないように心がける。脳血管係の病気を患った経験がある人は、特に注意が必要だ。羊肉、牛肉、鶏肉、コンブ、ノリ、クラゲ、ホウレンソウ、ダイズ、ゴマ、クロキクラゲなど、辛みがあり身體を暖め、発汗を促す食べ物を意識して多めに摂ること。また、仕事中には適宜休息をとり、身體の免疫力を高めるよう工夫する。精神面ではイライラや怒りを控え、朗らかで伸び伸びした気持ちを意識的に保ち、いつも心穏やかにいるよう注意する。そして、陽の気をたくさん取り入れられるよう、日光浴を頻繁に行うと良い」。
(人民網日本語版)
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