中仏文化・教育交流基金會の丁偉星事務局長は新華社記者の取材に応じた際、次のように述べた。今年は第一次世界大戦中に派遣された中國人労働者が1916年にフランスに到着してから100周年にあたる。第一次世界大戦中に派遣された中國人労働者を記念する切手を発行するのは、正にかつて第一次世界大戦の終結を進めるために貢獻し、中國の現代化のプロセスに影響を與えた中國人労働者たちを記念するためだ。同シリーズの切手は1セット10枚入りで、5種類のデザインがあり、中國人労働者の渡仏、戦域への到着、軍隊での労働及びフランスに設置された中國人労働者の墓地などの場面が記録されている。
資料によると、第一次世界大戦中、フランスとイギリスでは労働力が不足していたことから、中國政府と中國人労働者を募集する契約が締結され、中國人労働者約14萬人がはるばる海を越えてヨーロッパにやってきた。彼らは戦爭の前線に身を投じることはなかったが、後方で鉄道、道路、橋、塹壕(ざんごう)の建設及び農業生産などの作業に積極的に參加していたという。第一次世界大戦後、多くの中國人労働者がフランスに根を下ろし、フランスに滯在した第一陣の華人となり、同時に中仏人民の友好往來の架け橋と絆にもなった。
(新華社より)
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