新華網北京9月6日(新華社記者/包雪琳)「中國と東南アジア諸國連合(ASEAN)の関係は貿易面をはるかに超え、雙方はすでに深く、緊密な関係を樹立しており、中國とASEAN諸國の協力は深化し続けることが可能です。」とシンガポール國際問題研究所の戴尚志所長は、先日新華社記者の獨佔インタビューに応じた際語った。
中國國務院の李克強総理は6日にラオスの首都・ビエンチャンへ赴き、第19回中國-東南アジア諸國連合(ASEAN)首脳會議並びに中國-ASEAN対話関係樹立25周年記念サミットを含む東アジア協力をめぐる一連の首脳會議に出席する。
ここ數年、中國とASEANの関係は急速発展の軌道に入っている。中國の指導者は東南アジアを訪問した期間中、21世紀海上シルクロードの建設や中國-ASEAN運命共同體の構築の提案、及び「2+7協力の枠組み」を提起してきた。中國-ASEAN自由貿易區のアップグレード版に関する議定書はすでに発効しており、中國はまた中國─ASEAN投資協力基金や瀾滄江-メコン川協力メカニズムなどの措置を通じてASEAN諸國の発展も助力した。
戴所長は中國の指導者が提起した「一帶一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設の提案と中國が設立を推進したアジアインフラ投資銀行(AIIB)について特に言及した。戴所長は次のように見なしている。インフラ建設の完備や相互接続の強化が重要な意義を持つ。「貿易協定の目的は、相互接続を推進する政策にありますが、物理的な意義での繋がりはなく、政策が役割を果たすのは非常に難しいでしょう。」
戴所長は、「一帶一路」の提案やAIIBの設立などを含めて、中國側によるさまざまな措置は、中國が現在協力を開拓し新たな空間を切り開くために努力していることを示している。「中國更にはASEAN諸國の努力が、中國とASEANの関係をより積極的な方向へ向けて発展させていくでしょう。」と語っている。
(新華社より)
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