新華網北京8月24日 (新華社記者/田棟棟)中日韓の三者協議を通じて、第8回中日韓外相會合が24日に東京で開催されることが決定された。
中日韓外相會合は三カ國が協力する年度恒例の多國間會議で、今度の會議は三カ國の外相が昨年に會談を再開して以來、初の會合になる。先日、中國外交部の劉振民副部長が一団を率いて中日韓外務高官協議に出席し、外相會合の関連する手配のために準備を行った。中國側は今回の外相會合出席に向けて誠意を示したと言える。
一方で、「どんなに能力のある人でも周囲の助けなしにはやっていけない」という諺にあるように、三カ國の協力が平坦な道を歩むためには、中日韓の三者が同時に誠意を示し、心と力を合わせ、東アジア區域の一體化の遅れと「安全における相互疑い」との苦境からともに離脫する必要がある。
現在は中日、韓日の間の歴史問題による摩擦以外にも、安全問題が中日韓協力にとってますます強い妨害要因になっている。いつの時代だったか、時間を費やして長引いた「冷戦」は東アジア協力に重く暗い影を投げかけている。「冷戦」終結から何年も経過していても、「殘留毒」は依然として散って消えておらず、一部の外的エネルギーは同盟體制にだけ興味を示している。最近、ある學者が「冷戦構想」を蔓延させるならば、東北アジア地區はより多くの不確実性に直面する可能性が高いと警告した。これを受けて、関係方面は時代遅れの「冷戦構想」を捨て去り、「安全観の相違點」を乗り越え、共同、総合、協力、持続可能な安全に向けた協力の新路線を模索し、歩んでいくことが求められる。
中日韓の三カ國は隣國であり、相互に友好的に向き合い、「相手には味方がいて、味方には相手がいる」という運命共同體になるべきだ。中國の平和的発展は隣國にとって、試練ではなく、機會であり、ゼロサムゲームではなく、ウィンウィンだと言える。この點を認識し、各國が戦略の誤った判斷を回避するために助力し、戦略的相互信頼の障壁を超越する認知の基盤を確立していく。
友人は選択できるが、隣人は選択できない。中日韓の三カ國は地縁が近距離で、人縁は親密で、文縁は相通じ、天然の協力基盤がある。善隣友好、隣國をパートナーにすることが中日韓協力の重要な意義であるべきだ。今回の外相會合の開催を各側がともに期待し、日韓両國が中國と同様に、十分な善意と誠意を示し、三カ國、東アジア、さらには世界の平和的発展のためにしかるべき貢獻を果たすことを希望する。
(新華社より)
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