フランスの気候學者は、北極は実験室と似ており、人點はそこで気候変動による影響を直接観測できると述べた。しかし人類は現在も、北極のこの機能を活用できていない。中國科學報が伝えた。
南極大陸という「主なき土地」と比べ、北極は8ヶ國に囲まれている。中國第7次北極科學観測隊首席科學者で中國極地研究センター副主任の李院生氏は「このような狀況においては、國際協力を必ず展開しなければならない。二國間もしくは多國間協力により、北極環境の急速な変動のメカニズム、その進捗と影響に関する認識を深める必要がある」と話した。
中國の北極科學観測はこれまで、幅広い國際協力を行ってきた。2004年にはノルウェー・スヴァールバル諸島に中國初の北極科學観測基地「黃河基地」を設置し、その後さらに亜北極のアイスランドに、中國・アイスランドオーロラ共同観測&を設置した。また、中國は先ごろグリーンランドと、北極科學研究の共同推進に関する覚書に調印した。
國家海洋局極地観測弁公室副主任、中國第7次北極科學観測隊長の夏立民氏は、「中國の北極科學観測には多くの外國人科學者を招いている。今年は海洋・気候・生物などの実務レベルの協力を展開するため、米國とフランスの科學者を招いた。第1次北極観測には7人の外國人科學者が參加し、その時は流氷に參加國の國旗を一列に立てた」と當時を振り返った。
夏氏はまた「同時に中國の科學者も外國の観測隊に加わり、他國の観測船に乗船し調查を実施している」と付け加えた。
(人民網日本語版)
推薦記事:
