業界関係者は、留學帰國者はビジネス、金融、ハイテクなどを専攻しており、経済が発達した大都市でより多くの、自分に適した職業を選べると分析している。また留學帰國者のうち大半は教育を一つの投資として自費で留學しているため、彼らは帰國後の就職活動でその投資の見返りとなる待遇を非常に重視する。そのため各種企業の本社が集まる大都市は彼らにとって魅力的だ。
中國・グローバル化シンクタンクの王輝耀主任は「2009年頃の調查によると、當時の帰國者のうち98%が北京市、上海市、広州市などの大都市に集中し、中西部に行った人は2%のみだった」と指摘した。
しかし各地の地方公務員、さらには農村の役人の中にも、帰國者の姿が近年見られるようになった。湖南省長沙県は2012年、留學帰國者を政府職員に採用するとし、110人以上の応募者を集めた。最終的に10人が選ばれ、農村部の現場に3年間派遣されている。
(人民網日本語版)
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