「但だ願はくは人長久に、千里VRを共にせんことを」この畫像は実はGIFアニメで作られており、絵の中の妃はVR技術を使い皇帝と會って、指を合わせて挨拶している。紫禁城の奧深くで暮らす妃がVRグラスを使い、気高いはずの皇帝がゲームの主役に。「朕はこのような男なり」はネットで流行するタイプのフレーズと言えるだろう。600年間威厳を保ち続ける故宮は近年親しみやすくなっているが、そのきっかけはなんだろうか?雰囲気が一変した故宮は文化 クリエイティブグッズにより年間10億元(1元は約15.13円)の売上で富を築いたほか、開放的で革新的な姿勢は人點の稱賛を集めている。北京晨報が伝えた。
◆VRグラスを裝着した後宮で暮らす妃
中國IT大手のテンセントと故宮博物院提攜のニュースが6日、SNSで注目を集めた。雍正帝と三千もの後宮の美女たちがWeChatを楽しむキャプチャ畫像や落ち物係ゲームにハマる宮女、VRグラスを使いバーチャルの皇帝と會うことで戀の苦しみを解消する妃などがネットユーザーの心を摑んだ。
これらはまたも故宮とIT企業がみせた密接な協力と言えるだろう。故宮博物院の単霽翔院長は「人點は近年、故宮博物院のモデルチェンジを実感しているだろう。故宮の収蔵品は7年の月日をかけて整理され、一部故宮內を佔拠していた機関なども、次點と外に移設された。しかし観光客の數は毎年延べ100萬人のペースで増加し続けている。そのため故宮はインターネットとの協力を決意し、3年前にテンセントとともにデジタル故宮コミュニティの計畫をスタートした」と説明した。
北京故宮文物保護基金會の創始者で理事、テンセント會長でCEOの馬化騰氏は「故宮そのものが、世界クラスのスーパーIPだ。特に近年は大きな変化を見せ、斬新的なアイディアを次點とうち出している。各種のクリエイティブグッズの開発やモバイルインターネットの力により、故宮はすでに急速に新しい世代の若いファンを獲得しつつある」と述べた。

